開館15周年記念・特別展 地域参加展示企画

三浦綾子が描いた最北の丁目と樺太のドラマ

小説の舞台となった 稚内市・苫前町・豊富町・中頓別町・猿払村の

5つの市町村教育委員会との共催の大型展示

 

大河小説『天北原野』展

春を待つ心の美しさ – 成長する“貴乃の愛

 

三浦綾子記念文学館開館15周年記念特別展は

三浦綾子の大河小説『天北原野』を取り上げました。

この物語は大正末期から昭和20年太平洋戦争の敗戦までの

激動の時代を背景とし、道北および樺太の原野を舞台にして

結ばれぬ愛を生きる一組の男女を中心に

展開される壮大な愛憎のドラマです。

『週刊朝日』の1974年11月8日号から1976年4月16日号まで

76回にわたって連載され、当初より多くの読者を

獲得した三浦文学の代表作の一つです。

苛酷な運命に翻弄される人生をたどりながらも

苦難に耐え、真実に生きようとすることを通して成長してゆく

ヒロイン貴乃の“愛”を中心に、6つの切り口で人間の

愛の諸相を照らし出します。

人間はどこまで“愛”を貫くことができるのか

愛するゆえに傷つけ合わずにいられない人間の姿

そして人間であるゆえの愛のいたみと、待ち望む愛……。

現代の“愛”と、生きることの意味を問い直すきっかけとなれば幸いです。

展示構成
Ⅰ.

貫く愛

~愛する人への変わらない心を生きる~
Ⅱ.

抗う愛

~引き裂く者への怒り出刃に込め~

Ⅲ.

耐える愛

~奪う愛の十字架を背負う~

Ⅳ.

いたむ愛

~いたみをもって、いたみによりそっていく~
Ⅴ.

待つ愛

~春を待つこころに訪れるもの~

主な展示資料

・『天北原野』生原稿・取材ノート・樺太関連の当時の地図・ドラマ関連資料

など約60点