2013年度三浦文学館事業計画創り・舞台裏② 無言館所蔵品<戦没画学生・戦場からの絵葉書展>準備始まる

 全国文学館交流展事業は来年3年目を迎えます。
「蘭繁之の豆本展」「星野富弘・花の詩画&三浦綾子との絆展」に続き2013年は「無言館所蔵品による<戦没画学生・戦場からの絵葉書展>の開催が決まりました。
当館の全国の文学館との交流展はマスコミでも大きな話題となり、遠くの地にある著名な文学館の展示を地元にいてみることができると好評です。
若くして戦場に送られ、死を覚悟した画学生が、親や兄弟、妻、恋人などに送ったメッセージは、葉書に描かれた絵や言葉に、百人に百様の心模様を想起させます。

  「父上、母上、お元気ですか。小生は一日も早く祖国に帰って絵を描きたいのです。」

展示予定のパネルは30点。ほかに、特別展示で実際に書いた絵画数点を展示します。また、50点に及ぶ遺品や資料も展示する予定です。
砲弾雨降る戦場にあっても、なおも「描くこと」への志を失うことなく、祖国に残した家族への万感の思いは、まさに彼らが残したかけがえのない「生の証(あかし)」として見る者の心を打つことと思います。

 【開催案内】

  ○期間   2013年 4月 2日― 6月 9日
 

  ○場所   三浦綾子記念文学館2階 第4展示室及び回廊ギャラリー

  ○観覧料  <絵葉書展>の観覧料は無料ですが、入館時に入館料(一般500円)
をいただきます。館内のすべての展示とこの特別展を見ることができます。


△各地で開催されている<絵葉書展>。いよいよ道北初、旭川でもご覧になれます。

タイトルとURLをコピーしました