報告!三浦綾子祭2013!

今年の

三浦綾子祭は

10月6日(日)の

響演!津軽三味線

~旭川が誇る3人の若獅子たち~

から始まりました

演奏の中心は

津軽三味線の本場・青森県の

「津軽三味線 日本一決定戦」で

いずれも日本一に輝く

旭川在住の3人の若者です

菅野優斗さん(18歳)

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菅野琴音さん(16歳)

千葉楽人さん(15歳)

会場は超満員

1階席は早々に埋まり

2階で聴く人もいました

二日目は

お馴染の森下先生による

講演会が開かれました

タイトルは

三浦綾子と“母なるもの”

~いのちとことばを育んだ女性たち~

森下先生のお話は

いつ聞いても研究者らしい

極め細やかな視点に溢れています

三日目は

新企画

旭川今昔物語

「伝説の亀やのカツ丼とニュー北海ホテル」

~厨房から見た旭川~

お話を

元旭川グランドホテル総料理長の

清野幸栄さんにお願いし

私(齋藤)との対談形式で進めました

旭川に住む者にとってはとても懐かしい

亀やの名物カツ丼のタレにまつわる秘話や

石炭で調理していた頃のお話

そしてプロの技の極意など

興味深いお話をたくさん伺いました

この時期は作家・三浦綾子が活躍した頃で

ニュー北海ホテルは『氷点』にも登場します

四日目は

鹿野誠一さんと

七条佳乃子さんによる

クラシックギターの

名曲コンサートが開かれました

鹿野さんは旭川屈指のギタリスト

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七条さんは今後プロを目指す

高校一年生の超新星

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素晴らしい音色に包まれて

至福の時間を過ごしました

コンサート終了後に

鹿野さんが院長を務める

旭川育児院の子供たちが

二階から降りてきて

なにやら紙を手渡しています

何が書いてあるのかと思ったら

ギターや鹿野さんの顔の絵と

「院長お疲れさまでした」

と書かれていました

五日目は

表千家同門会旭川支部の皆さんのご協力をいただき

初めてのお茶会

三浦綾子祭記念茶会

~『千利休とその妻たち』~

が開かれました

かぐわしいお香とお茶の香りと共に

華やかで優美な雰囲気が

館内いっぱいに溢れました

「文学館でのお茶会素敵ですね」

と大好評でした

六日目は

季節風 アコースティックライブ

~秋色の風にのせて~

季節風は

ご夫妻で活動を続ける旭川のフォークデュオ

1978年の

世界歌謡祭で銀賞に輝いている

実力派のお二人です

この日はベースを加えての演奏でした

奥様の透き通るような美しい歌声

ご主人の超絶ギターテクニック

すべてが素晴らしく

心の中に

ポッっと温かい灯が燈ったような

気がしました

いよいよ最終日

この日は午後1時から

旭川郊外にある

観音霊苑の綾子さんのお墓参りが行われました

午後2時からは

文学館の中央ホールで

NHK旭川放送局アナウンサー

村上里和さんによる朗読会が開かれました

タイトルは

“君よ君よ還り来よ天の国より”

『道ありき』から前川正さんの愛と死

三浦光世さんとの出会いという

『道ありき』の中でも

最もドラマチックで重要な部分の朗読でした

情感たっぷりに表現される

愛と死の物語は

聴衆の胸を深く打ちました

夕方6時から

「三浦綾子さんを語る夕べ」が

90名を超える方が出席し

市内の花月会館で開催されました

松本道男専務理事から

来年の「氷点50年」に関する

記念事業の骨子について

報告がありました

こうして

今年の三浦綾子祭も無事終了しました

ご来館いただいたお客様はもとより

ご出演いただいた皆さん

そして

寒い中での駐車場の整理

夜間の会場セッティングなど

様々な場面で支えていただいた

男性ボランティアの皆さん

ご協力いただいた

すべての方に心より感謝申し上げます

本当にありがとうございました

(文責:齋藤幹太)

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