2分で音読できる三浦綾子

はじめに

 このページは、声に出して読むための文集です。2分までで読み終えられるように、文章を短く抜き出してあります。発声や抑揚よくようの練習をするもよし、台詞セリフの言い回しを練習するもよし、ショートムービーで発表するもよし。放送コンテストの出場を目指しておられる方の練習にもいいかもしれません。文章にはすべてルビ(ふりがな)を振ってありますので、どうぞご活用ください。
 作家・三浦綾子は1922(大正たいしょう11)年生まれで、生涯のほとんどを昭和の時代に過ごしました。作家としてのデビューは1964(昭和しょうわ39)年で、初の東京オリンピックが開催された年。高度経済成長の波に乗り、社会が高揚感にき立っているような頃でした。ですので、彼女の作品には、この頃の雰囲気や描写が見られると思います。特に会話文などにそういう特徴を感じるかもしれません。それらも味わいのひとつだろうと思います。
 大衆小説の世界で華々しいデビューを飾った三浦綾子。大胆な物語構成と、読者の心をぐいとつかんで進む展開。小中学生でも分かるようにと意識されてつむがれた平易な言葉と文章。それでいて映像が浮かび上がるような、あるいは心にまっすぐ届く表現の数々。黙読するのはもちろん楽しいのですが、三浦綾子の言葉は声に出して読むのもおすすめです。
 三浦綾子は口述筆記こうじゅつひっきで執筆していました。綾子が語る言葉を夫の光世みつよが書き取っていたのです。推敲すいこうするときも、光世が読み上げるのを聞きながら手直しをしていました。つまり、三浦綾子の作品は、元々、声に出して生み出されたものなのです。
 今回は短い文章だけで構成しましたが、気になる文章があればぜひ、元の作品を読んでみてください。新しい世界が待っているはずです。
 では、声に出して読む三浦綾子の世界をたっぷりお楽しみください。

作品の使用について

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朗読配信:ななゆVtuberさん

YouTube 再生リスト「三浦綾子作品」

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