開館時間は午前9時〜午後5時です (午後4時30分までにご入館ください)
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【館長ブログ「綾歌」】「ひなぎく」(国立国会図書館 東日本大震災アーカイブ)とともに

「綾歌」館長ブログ

2011年の東日本大震災から、15年。

その日私は、勤務先での卒業生・進級生発表を終えて、研究室で学生たちと歓談していました。夜には4年生のゼミコンも予定しており、のどかな午後を過ごしていたのですが――。

14時46分。尋常ではない揺れを感じ、大学に直結する地下鉄が緊急停止。しばらく不通となったため、数人の学生が居場所を求めて訪ねてきたりしました。ただ、ゼミコンを終えて帰宅するまで、実際何が起こっていたのか、その全体像は私にはまるでわかっていませんでした。

ニュース映像を見た際の衝撃を、今なお鮮明に覚えています。

岩手や宮城に帰省中の学生たちもおり、連絡がとれるまでに数日かかったことも記憶しています。

連日の新聞記事、ニュースの映像、Facebookに投稿された詩人たちの言葉などが、雪どけの3月の北海道でぐるぐる渦を巻いていました。螺旋のその先が見えない、めまいばかりの日々でもあったでしょうか。

当時やその後のさまざまな資料、映像、音声は、国立国会図書館(NDL)に保存されています。国立国会図書館東日本大震災アーカイブ「ひなぎく」です。

国立国会図書館東日本大震災アーカイブ

100点以上の文書資料、26,000件を超える音声・動画はじめ、2,300件以上のNHK東日本大震災アーカイブスで映像を再生することもできます。

さまざまな言葉で検索することもでき、たとえば「三浦綾子」で検索すると、この三浦綾子記念文学館公式サイトの記事にたどり着くことができました。2011年12月6日発信の下記の記事です。

15年前に思いを馳せつつ、どうぞご一緒にお読みください。

Session Verification

三浦綾子さんの本1200冊、被災地へクリスマスプレゼント
「被災地の皆さんに三浦綾子の本を送ろう」と三浦文学館が呼びかけて活動を始めたのが9月1日から。
この呼びかけへの反響はたいへん大きく、沖縄、福岡、広島、大阪、名古屋、東京、千葉、埼玉など全国各地から本が文学館へ寄贈されています。また、「募金を送るので三浦作品を買って送ってください」と募金も70万円を超えて寄せられています。
本を寄贈されたある方は「(三浦綾子さんの)どの作品もすばらしく、本当は一生手元に置いておき、度々読み返したいと思っていましたが、今は私よりも被災地の方々に作品を読んでいただいたほうが、きっと本も喜ぶことと思います。」と、手紙を書かれています。
早速「本を送る活動」の実行委員会では、被災地と連絡をとったところ「本当にありがたい。今被災地では住宅や水、食料のライフラインは確保されているが、自殺者が多くなっているなど心の問題が起きてきておりその支えになる本などは1日も早く被災者に渡したい」という要望が伝えられ、12月にクリスマスプレゼントとして今回7つのボランティアの拠点へ1200冊の本が送られました。
送る本には、1冊1冊三浦光世館長の心のこもったメッセージが付けられました。
なお、本を送る活動は来年2月末まで本の寄贈と募金を受け付け、5月に被災地に届けられる予定です。 また、5月までの間でも本送付の被災地からの要望があれば可能な限り応えていきたいと思います。

三浦綾子記念文学館公式サイト 記事 2011.12.06

田中綾

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