【行事報告】2022年7月12日(火)13時30分から 三浦綾子読書会 ゆっくり読む『天北原野』を開催いたしました。

事務局ブログ

みなさまお変わりございませんか。
三浦綾子読書会 ゆっくり読む『天北原野』が15日に開催されました。

タイトルのとおり、三浦綾子の長編小説『天北原野』を毎回少しずつ読み進め、今回は下巻「紋白蝶」の章の前半一、ニについての感想や意見を交わしました。

講師の森下辰衛(三浦綾子記念文学館特別研究員)から報告が届きましたので、ご紹介いたします。

7月12日文学館本館二階の図書コーナーでゆっくり読む『天北原野』読書会が開かれました。下巻「紋白蝶」の章の前半(一、二)を参加者7人で輪読して、のち感想を語り合いました。孝介と貴乃が子どもたちと敷香に旅行に行っている間に、あき子が達吉から、かつてのハマベツでの秘密の事件を全て聞かされてしまいました。出生の秘密を突きつけられた『氷点』の陽子を髣髴とさせる恐ろしい場面で、その背後で幼い澄男が襖を破り始める描写にも、凄まじい暗示を感じさせられました。オタスの森の樺太アイヌの子どもたちの記述などにも、綾子さんの心を読むことができました。また貴乃と友子の「耐えるしかない」のかという対話も、深いものとして読まれました。次回は8月9日火曜日で「紋白蝶」の章の後半を読みます。(文責:森下辰衛)

森下辰衛(三浦綾子記念文学館特別研究員)の報告による。

次回は8月9日(火)13時30分~15時30分に開催予定です。
来月は『天北原野』下巻「紋白蝶」三以降を読み進めてまいります。

詳細は来月以降に改めてお知らせをいたします。

ご不明点がございましたら、三浦綾子記念文学館までお問い合わせをいただければ幸いです。

マスクのご着用・手指のご消毒等、三浦綾子記念文学館の感染症対策にご理解とご協力をお願いいたします。電子入館券や有効期限がない回数券(12枚綴り・郵送でお送りいたします)を是非ご利用ください。


『天北原野』は文庫本・電子書籍でお求めになれます(文庫版は下記カートからもお求めになれます)。 冒頭部分は、「三浦綾子小説作品 はじめの一歩」こちらから無料でお読みになれます。


『天北原野』上 三浦綾子電子全集(小学館)
https://www.shogakukan.co.jp/digital/09D015670000d0000000
『天北原野』下 三浦綾子電子全集(小学館)
https://www.shogakukan.co.jp/digital/09D015680000d0000000

6月~10月は毎日開館しております。
●オンライン対応可能(通信販売寄付金入館券・広報)
【2022年度企画展ご案内】三浦綾子生誕100年記念特別企画展 プリズム─ひかりと愛といのちのかがやき─ 4月1日(金)~2023年3月21日(火・祝)
●11月末~翌年5月末は、毎週月曜日が休館日です。(祝日の場合は翌日振替)

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