被災地に「三浦綾子の本を送る活動」は、昨年8月20日「実行委員会準備会」を開催して以降約1年にわたりました。 7月25日には最終の実行委員会が開催され、活動全体をまとめた「報告書」が実行委員全員に配布されるとともに、決算報告も承認されました。(この活動は、公益財団法人三浦綾子記念文化財団の会計として処理し、関係行政機関にも報告します。) この活動で全国からいただいた寄贈本は13,915冊、募金は1,237,482円となりました。これらの本はすべて被災地の皆さんに渡され、また募金は本の購入費用や活動費用に使われました。 また、5月7日から11日までは実行委員やボランティアの皆さんの協力で、石巻市、仙台市、南三陸町など9つの市と町に約8,400冊の本を配布することができ、現地の皆さんからの感謝の言葉や三浦綾子の本の読書会が始まるなど、共感とともに新たな三浦文学への期待も生まれています。 私たちは、この活動でつくられた送る人と受け取る人の心の絆、マスコミ等を通じて三浦文学館の意義ある活動を伝えていただいたこと、そして何よりこの活動に加わり支援していただいた多くの皆さんに心からお礼を申し上げます。 平成24年 7月31日 公益財団法人三浦綾子記念文化財団 三浦綾子記念文学館 被災地に「三浦綾子の本を送る活動」実行委員会 報告書はこちらからご覧いただけます |