発売開始! 颶風の王(ぐふうのおう) 三浦綾子文学賞受賞作
お待たせいたしました。
河﨑秋子さんの初出版となる『颶風の王』。
いよいよ全国で発売が始まりました。
お近くの書店でお求めください。
電子書籍も同時リリースです(詳細はKADOKAWAの下記リンクで)。
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明治から平成にかけての6世代にもわたる壮大な物語で、
私も最近(というか、今朝)読み終えたのですが、三浦綾子文学賞にふさわしい、
“いのち”と“生きること”をずっしりと感じる作品でした。
先日、根室に出かけてきました。
河﨑秋子さんの暮らしの“舞台”を見たいという思いからでしたが、
読後に感じたのは、紛れもなくここが作品の舞台であり、
“生きることの舞台”だったということでした。
三浦綾子さんが旭川で「ここで書く」ということを生涯続けたように、
それに通じるものを道東の風の中で感じました。
この作品を私は大事にしたいと思います。
颶風(ぐふう)というのは、強く激しい風を意味する古い言葉ですが、
作品のラストが近づいてくると、この語感が身体じゅうを包むと思います。
そして、自らの生きる道を、その“風”の中でたしかにしようとするのではないかと思います。
ぜひ、この世界に触れてみてください。
全国の書店で販売しています。
文学館では河﨑さんのサイン入りで販売しています。ご希望の方は下記リンクでご注文ください。
http://www.hyouten.net/?pid=91722402
そして、この本を読んでくださった方、ぜひ感想をお寄せください。
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追記
9月16日に旭川グランドホテルでおこなわれた、出版記念講演の映像です。
(文責:難波真実)