【行事報告】2021年4月20日(火)13時30分から 三浦綾子読書会 ゆっくり読む『天北原野』を開催しました。

事務局ブログ

 みなさまお変わりございませんか。
 
 久しぶりに開催された三浦綾子読書会について講師の森下辰衛(三浦綾子記念文学館特別研究員)から報告が届きましたので、ご紹介しますね。
 今回は「雪解け水」を読んでまいりました。
 

今日、13:30-15:30三浦綾子記念文学館での三浦綾子読書会ゆっくり読む『天北原野』16回が開かれました。昨年10月以来の開催で、半年ぶりに読んだのは上巻の「雪解け水」の章。コロナ感染者の多く出ていて自粛要請の出ている札幌方面の方々はお休みでしたが、市内と北見からの一人を加えて9人の参加者でした。最初に輪読をして15分置き、舞台となっている旧樺太内淵川の流送のことなどを注釈的にお話し、感想を語り合いました。前章「ループ線」の鰊の群来と貴乃を愛する孝介の内面との重なりあいの迫力に対して、この章では莫大な材木が崩れ流れ始める川の湧き上がる水の力と完治の野望の血の沸(たぎ)りの照応する描写の圧倒的迫力を味わいました。マスク着用、間隔を開けての語らいも、みなさん慣れて来ました。(森下辰衛)

※文中の「今日」は開催日=2021年4月20日のこと

 次回5月18日(火)の開催については、詳細決まり次第改めてお知らせをいたします。
 ご不明点がございましたらお問い合わせをいただければ幸いです。 

 事前申込および参加料は不要ですので、直接会場(本館2階図書室)までお越し下さい。
 別途当館入場料が必要となります。お得なカフェ特典付き電子チケットや有効期限がない回数券(12枚綴り)を是非ご利用ください。


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