【館長ブログ「綾歌」】「チャットGPT」に聞いてみた

「綾歌」館長ブログ

話題の対話型AI「チャットGPT」を試してみました。人工知能(AI)を活用した対話型の自動応答ソフトで、質問を入力すると、わずか10秒ほどで回答が読むことができます。 

ところが、三浦綾子について質問すると――

Q・三浦綾子はどんな作家ですか?

2023年2月20日 第1回目

 三浦綾子(みうら あやこ)は、日本の小説家であり、代表作に『火花』があります。彼女は1962年に生まれ、1987年に『彼女たちの時代』で文学界新人賞を受賞し、作家デビューしました。

三浦綾子の作品は、主に現代の都市部の若者たちを描いています。彼女の作品は、シリアスなテーマに取り組むことが多く、家族、人間関係、生きることの意味、そして社会的な問題に焦点を当てています。

『火花』は、中年の男女2人が出会い、互いに影響しあいながら成長していく姿を描いた作品であり、2015年にはテレビドラマ化もされました。他にも『ミッドナイト・スワン』『トロッコ』『ブラックボード』などの作品があります。

ええ? 『火花』は又吉直樹さんの小説、『彼女たちの時代』は深津絵里さん主演のテレビドラマ、『ミッドナイトスワン』は2020年公開の映画ですよね……。

気を取り直して、再質問。

同日 第2回目 

三浦綾子(みうらあやこ)は、日本を代表する小説家の一人で、幅広い読者層に愛される作品を多数執筆してきました。彼女は1942年に生まれ、2008年に逝去しました。

三浦綾子は、人間の内面に焦点を当てた作品を多く手がけており、主人公たちが感情的な葛藤や孤独、死に直面しながらも、自分自身や人生について深く考える姿が描かれています。彼女の作品には、社会や文化、歴史的な背景が描かれることがありますが、それらは主人公たちの内面と密接に結びついています。

 三浦綾子の代表作には、「火花」、「檸檬」、「旅する女」、「パッション」、「あの頃のまま」などがあります。これらの作品は、日本だけでなく世界中で多くの読者に読まれ、高い評価を得ています。

 何となくそれらしいプロフィールになっていますが、生没年が違い、代表作ももちろん違います(『火花』がAIのお気に入りなのでしょうか?)。最後の「日本だけでなく世界中で多くの読者に読まれ、高い評価を得ています。」は常套句のようですが、期待はずれの回答に微苦笑でした。

 日本の作家について学習データ量が不足しているのかもしれませんが、数か月後には、どんな回答をもらえるのでしょう……? 単純に鵜呑みにせず、かつ、若干の期待も込めて、また質問してみたいと思います。

田中 綾

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