晴れ男と晴れ女の天北原野の旅 6/29

あまりにも忙しくてなかなかUPできなくて申し訳ありません

さて

旅行も二日目

今日も快晴!

本当に晴れ男・晴れ女のお陰ですね

おいしい朝ご飯を食べて

予定通り出発

バスで住宅街の細い道を移動しながら

須田原海産物店の跡地を車中から臨みました。

バスを降り

稚内市内に点在する『天北原野』の舞台を徒歩で巡ります

ご案内は昨日に引き続き

稚内学のまとめ役・大橋さんにお世話になりました


禅徳寺


カトリック教会


法雲寺


郵便局


北浜廉売


と大橋さんのお話を聞きながらゆっくり歩きました


真新しい稚内駅で一休み


国の登録文化財に指定されたばかりの

旧瀬戸邸に立ち寄り


稚内市を後にしました

バスは一路

宗谷岬を目指します


海はべた凪で水平線と空の見分けがつきません


宗谷岬で記念写真

これほどいい天気の宗谷岬は珍しいのではないでしょうか


この宗谷岬で待ち合わせていた人がいました

この後立ち寄る猿払町の「さるふつ道の駅」に店を構える

「夢喰間」の長谷川社長です

大きな発泡スチロールの箱の中には

自慢の「ホタテの炊き込みご飯の素」で作った

おにぎりがぎっしり

皆さん車中でさっそく舌鼓を打ちました


この効果は絶大で

バスが道の駅に到着すると

炊き込みご飯の素が飛ぶように売れ

「安いわぁ~!」と歓声を上げながら

活ホタテをたくさん東京の家族や親せきに送る方もいました


猿払村はホタテの水揚げ日本一

通常3年ほどで出荷する他の地域と違って

4年物のホタテを出荷しているのだそうです

だから味も深いし身もぷりぷりです

懇親会にホタテを提供してくれた

小松水産の社長さんも大忙し

出発する時は長谷川さんと二人で見送って下さいました


しばらく走って浜頓別町に到着

浜頓別ウィングというクッチャロ湖畔にある温泉施設で

浜頓別定食を食べました


道の駅での買い物のため到着が少し遅れ

お料理が冷たかったのは残念でしたが

特別にお願いした

クッチャロ湖名物のシジミのおみそ汁は

滋味にあふれていました


ここで札幌から出席された清水幸子さんと

静岡から参加された宇野三奈子さんは

利尻・礼文に向かうため稚内へ戻るということでお別れです


中頓別町のお菓子の名店「とらや」さんへ向かいます

御主人は

羊羹で有名な東京の「とらや」で修業された方で

三浦綾子が『天北原野』を週刊朝日に連載する1年前に

「天北原野』を商標登録していたという

銘菓「天北原野」の製造元なのです

お菓子の箱の中には

綾子さん直筆の

とらやさんとの出会いのエピソードが描かれた

紙が入っています


大型バスが小さなお店の前に横付けされると同時に

皆争うようにしてものすごい量のお菓子を買いました

一台しかないレジは大忙し

やっと店内に入り壁面を見ると

数多くの賞状が飾られています

中でも「天北原野」は

第18回全国菓子大博覧会で名誉金賞を受賞しており

その賞状が燦然と輝いていました


現在開催中の特別展『天北原野』展に合わせて

この銘菓「天北原野」を文学館で特別販売中ですが

仕入れた途端に売り切れが続いています

さらに売れるとよいと思い

この賞状のコピーを送って下さるようお願いしました


現在は

「天北原野」(1,000円)のほかに

「砂金ようかん」(900円)も

好評販売中です

「天北原野」はバターの香りがして

レーズンが入っているマドレーヌのようなお菓子

「砂金ようかん」は甘さの押さえられた

とても美味しい羊羹です

あなたもいかがですか


バスが出発する際には

小袋に入れられた

いろいろな特製のお菓子の詰め合わせが配られ

大感激でした

素敵な想い出をありがとうございました


次に三浦光世さんが若かりし頃

営林署職員として勤務し居住していた

小頓別に立ち寄り

当時の光世さんの様子を知る

藤倉さんにお話をお聞きしました

 

現在では考えられないほど

当時の小頓別は

冬の寒さはたいへん厳しく

雪も驚くほど多かったそうです


木材の一大生産地であったなごりを感じさせる

モダンな宿も残っていて

この宿には今でも泊まれるのだとか

「小頓別の寒さを体験するツアーも面白いね」

と話が弾みます


藤倉さんは90歳とは思えぬカクシャとした方で

閉校になった小学館までご自分の車で

道案内してくれました


思いがけないサービスに皆感激の面持ち

見送って下さった石川さんの笑顔が忘れられません

次に

音威子府の駅で名物の真っ黒いそばを食べ


伊丹から参加された児玉孝子さんとは

稚内に戻られるということで

ここでお別れしました


名寄の道の駅で

名物白鳥餅というもち米で作ったお餅を

たくさん買って

この旅は無事フィナーレを迎えました


皆さん

本当にお疲れになった事と思います

最後に一人一人と握手して

「また来年お会いしましょう」と言いながら

少しウルっとした担当者でした(^^


事故もなく

いい人達にたくさん会い

なによりも天気に恵まれた旅は楽しいものでした

ご協力ありがとうございました

心から感謝です

最後になりましたが

稚内以降

私のカメラが使えなくなり

写真を撮って下さった

石井さんにも

お礼申し上げます


旅の写真を共有サイトにUPしております

ご覧になりたい方は文学館宛てにメールを下さい

共有サイトから招待メールをお送りします

office@www.hyouten.com

担当:齋藤幹太

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