みなさまお変わりございませんか。
旭川では10月17日(日)に初雪が観測され、冬の足音が聞こえてきました。報道によると、平年より2日早く、昨年より18日に早い観測になるそうです。
さて、久しぶりに開催された三浦綾子読書会について、講師の森下辰衛(三浦綾子記念文学館特別研究員)から報告が届きましたので、ご紹介いたします。
本日10月19日午後、三浦綾子記念文学館で、三か月ぶりに『天北原野』の読書会が開かれました。今日は上巻の「ロシヤタンポポ」の章。作品全編の中でも重要な「誰かが自分勝手なことをすると、必ずほかの人が重い十字架を負わなければならないのね」という貴乃の言葉や、貴乃の父・兼作の予言的な言葉などによって、作品全編の構造が明らかにされる部分でした。ロシヤタンポポが、ロシアンタンポポと同じなのか、黄色い画像しか見ることが出来ず、本当に北にいくと赤くなるのか?など課題も残りましたが、6人の参加でじっくりと語り合い、良い時になりました。次回は上巻の最後「赤紙」の章を11月16日に読む予定です。
森下辰衛(三浦綾子記念文学館特別研究員)の報告による。
次回は11月16日(火)13時30分~15時30分に開催予定です。詳細は11月以降改めてお知らせをいたします。
ご不明点がございましたらお問い合わせをいただければ幸いです。
マスクのご着用・手指のご消毒等、三浦綾子記念文学館の感染症対策にご理解とご協力をお願いいたします。電子入館券や有効期限がない回数券(12枚綴り・郵送でお送りいたします)を是非ご利用ください。
『天北原野』は文庫本・電子書籍でお求めになれます(文庫版は下記カートからもお求めになれます)。
『天北原野』上 三浦綾子電子全集(小学館)
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