みなさまお変わりございませんか。
三浦綾子読書会 ゆっくり読む『天北原野』が昨日開催されました。
タイトルのとおり、三浦綾子の長編小説『天北原野』を毎回少しずつ読み進めております。
今回からは下巻に入り、「野バラ」の章についての感想や意見を交わしました。
講師の森下辰衛(三浦綾子記念文学館特別研究員)から報告が届きましたので、ご紹介いたします。
昨日5月10日、三浦綾子記念文学館で読書会が開かれました。会場は本館2階の図書コーナー、参加者は7人でした。『天北原野』下巻最初の章「野バラ」を読みました。完治の応召後の、孝介あき子夫妻、須田原家(特に長男加津夫)に起きてくる、不穏な動きが描かれていました。澄男が生まれると共に京ニも引き取った孝介とあき子が辻口夫妻化していっている感じ、悪くも力のあった完治がいなくなったことで、エゴイスティックな野性も秘めた加津夫が芽を伸ばして来るところなど、心配要素満載の部分を、章のタイトルの意味と共に、いろいろに語り合いました。次回は6月14日「ツンドラ」の章を読みます。
森下辰衛(三浦綾子記念文学館特別研究員)の報告による。
次回は6月14日(火)13時30分~15時30分に開催予定です。
来月は『天北原野』下巻「ツンドラ」を読み進めてまいります。
詳細は来月以降に改めてお知らせをいたします。
ご不明点がございましたら、三浦綾子記念文学館までお問い合わせをいただければ幸いです。
マスクのご着用・手指のご消毒等、三浦綾子記念文学館の感染症対策にご理解とご協力をお願いいたします。電子入館券や有効期限がない回数券(12枚綴り・郵送でお送りいたします)を是非ご利用ください。
『天北原野』は文庫本・電子書籍でお求めになれます(文庫版は下記カートからもお求めになれます)。 冒頭部分は、「三浦綾子小説作品 はじめの一歩」のこちらから無料でお読みになれます。
『天北原野』上 三浦綾子電子全集(小学館)
https://www.shogakukan.co.jp/digital/09D015670000d0000000
『天北原野』下 三浦綾子電子全集(小学館)
https://www.shogakukan.co.jp/digital/09D015680000d0000000