【行事報告】2022年8月9日(火)13時30分から 三浦綾子読書会 ゆっくり読む『天北原野』を開催いたしました。

事務局ブログ

みなさまお変わりございませんか。
三浦綾子読書会 ゆっくり読む『天北原野』が15日に開催されました。

タイトルのとおり、三浦綾子の長編小説『天北原野』を毎回少しずつ読み進め、今回は下巻「紋白蝶」の章の後半三以降についての感想や意見を交わしました。

講師の森下辰衛(三浦綾子記念文学館特別研究員)から報告が届きましたので、ご紹介いたします。

8月9日(火)13時半より三浦綾子記念文学館本館二階の図書コーナーにて、三浦綾子読書会、ゆっくり読む『天北原野』が開かれました。今回は下巻の「紋白蝶」の章の後半(三~四)でした。貴乃の長男加津夫が貴乃に嘘をついて、落合の梅香の家を訪ねて行く物語でした。金の魅力を知った加津男夫が今度は梅香の性的な誘惑に捉えられてゆくという、目も当てられないような部分でもありますが、それでも、父完治と同じ道を進んでいくようで、しかし、もっとちがうものを求めてもいる加津夫や、完治のいない隙に若い加津夫にまで手を出す梅香(梅子)の中にある淋しさなども、読みました。旭川市のコロナ感染者数の急激な増加の影響もあるのか、参加者は6人でした。(文責・森下)

森下辰衛(三浦綾子記念文学館特別研究員)の報告による。

次回は9月13日(火)13時30分~15時30分に開催予定です。
来月は『天北原野』下巻 盆提灯の章を読み進めてまいります。

詳細は後日改めてお知らせをいたします。

ご不明点がございましたら、三浦綾子記念文学館までお問い合わせをいただければ幸いです。

マスクのご着用・手指のご消毒等、三浦綾子記念文学館の感染予防対策にご理解とご協力をお願いいたします。電子入館券や有効期限がない回数券(12枚綴り・郵送でお送りいたします)を是非ご利用ください。


『天北原野』は文庫本・電子書籍でお求めになれます(文庫版は下記カートからもお求めになれます)。 冒頭部分は、「三浦綾子小説作品 はじめの一歩」こちらから無料でお読みになれます。


『天北原野』上 三浦綾子電子全集(小学館)
https://www.shogakukan.co.jp/digital/09D015670000d0000000
『天北原野』下 三浦綾子電子全集(小学館)
https://www.shogakukan.co.jp/digital/09D015680000d0000000

6月~10月は毎日開館しております。
●オンライン対応可能(通信販売寄付金入館券・広報)
【2022年度企画展ご案内】三浦綾子生誕100年記念特別企画展 プリズム─ひかりと愛といのちのかがやき─ 4月1日(金)~2023年3月21日(火・祝)
●11月末~翌年5月末は、毎週月曜日が休館日です。(祝日の場合は翌日振替)

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