【行事報告】2023年5月20日(土)・21日(日)、小説「泥流地帯」の道フットパスが上富良野町で開催されました。

事務局ブログ

今年は三浦綾子の小説『泥流地帯』で描かれる1926年(大正15)年の十勝岳大噴火から97年となります。

三浦綾子の小説『泥流地帯』『続泥流地帯』の舞台・上富良野町では、NPO法人環境ボランティア野山人の主催で今年もフットパスが開催されました。
(協力=三浦綾子記念文学館/小説「泥流地帯」映画化を進める会/十勝岳ジオパーク推進協議会)

関係者を含め、1日目は22人、2日目は29人、2日間合計51人が参加いたしました。

『泥流地帯』映画化プロジェクト事務局(@deiryu_chitai)より、当日の写真2枚とコメントをご提供をいただきました。この場を借りてお礼申し上げます。

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本年度は2日間に渡っての開催となりました。

1日目5月20日(土)は好天に恵まれ、三重団体が入植初日に過ごした「富良野平原開拓発祥の地」や開拓の土・泥流・復興の土が地層として見られる見学施設「泥流の証明」など、『泥流地帯』にゆかりのある場所を巡りながら、約4キロの道のりを歩きました。手作りの紙芝居や硫黄の燃焼、泥土の酸性値の測定など実験を織りまぜたガイドの説明に、町内外から集まった参加者が真剣な眼差しで聞き入りました。

2日目5月21日(日)はバスで巡る見学会。あいにく強い雨に見舞われましたが、泥流が流下した望岳台(美瑛町)や巨大な砂防ダムなどを巡ります。この日は米アカデミー賞で外国語映画賞を受賞した映画「おくりびと」の監督、滝田洋二郎さんも参加。噴火のメカニズムや当時の村の様子など熱心に聞き入りました。全長900メートルを超える透過型ダムの大迫力に噴火や泥流災害の脅威を肌で感じた参加者からは思わず感嘆の声。ゴール地点となった草分地区(三重団体)の防災センターでは両日とも豆腐の粕汁や麦の混ざった握り飯など、小説に登場する「泥流地帯グルメ」が振る舞われ、耕作らが愛した郷土の味に舌鼓を打ちました。

コメント提供:『泥流地帯』映画化プロジェクト事務局(@deiryu_chitai)
2023年5月21日(日)撮影 写真提供=『泥流地帯』映画化プロジェクト事務局(禁無断転載)

報道記録

北海道新聞

  • 北海道新聞朝刊(道北版 富良野)14面(地域の話題)、2023年5月23日
    大正泥流 被害風化させない 上富良野美瑛 三浦綾子の小説舞台巡る「フットパス」に50人 

インターネット掲載(北海道新聞デジタル)

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自治体広報誌掲載(こうほうかみふらの)

  • こうほうかみふらの2023年5月号( No.768)発行:上富良野町、編集:町民生活課自治推進班、2023年5月10日 、p10
    小説「泥流地帯」の道 フットパス2023 
  • こうほうかみふらの2023年6月号(NO.769)発行:上富良野町、編集:町民生活課自治推進班、2023年6月10日、表紙
    ※写真掲載
  • こうほうかみふらの2023年6月号(NO.769)発行:上富良野町、編集:町民生活課自治推進班、2023年6月10日、p8
    カメラみてあるき 5.20小説の舞台を巡り歴史を振り返る 小説「泥流地帯」の道フットパス 

北海道上富良野町公式(行政)ホームページ

  • カメラ見て歩き 2023年5月26日

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