件名の通り、7月から氷点ラウンジに下記の新商品が加わりました。
4日(土)から分館氷点ラウンジ、当館オンラインショップでお求めになれます。
(本記事のカートからもお求めになれます)
五感で『果て遠き丘』の世界を味わってください。
商品に関するお問い合わせは三浦綾子記念文学館までお願いいたします。
『果て遠き丘』関連商品
『果て遠き丘』は『泥流地帯』と同時期に書かれた綾子の小説で紙の本は絶版となっております。現在、三浦綾子記念文学館 分館の氷点ラウンジでは、この『果て遠き丘』の光世直筆原稿を複製したランチョンマットが使われています。お客様の中には「これ、綾子さんの作品なの?」と戸惑う方もいらっしゃいます。
『果て遠き丘』全4巻 [ 手から手へ 文学館限定復刊シリーズ ]
この度、「紙の本で読みたい」という声にお応えし、『果て遠き丘』を受注生産いたします。読みやすいように文庫本より活字を大きくしています。
当館事務室のコピー機による簡易印刷であることと、お届けに2週間程度かかる場合があることをあらかじめご了承願います。
朗読CD 『果て遠き丘』 七瀬真結
三浦綾子生誕100年記念事業として製作された朗読をCD化いたしました。
七瀬真結さんの朗読で、読むのとはまた異なる味わいをお楽しみください。
※オーディオライブラリーの配信は継続して行います。
※[13]以降は順次追加いたします(1~2か月に1点のペースです)。
優佳良織 文庫本カバー・眼鏡ケースセット
優佳良織の織元木内綾さんと三浦綾子との出会いは『氷点』連載後まもない頃。旭川の地で創作に取り組む二人は互いの本質的な凄さを感じ取り、無二の親友に。綾子は優佳良織の上着などを常に身に着けていました。小説『果て遠き丘』には優佳良織を登場させてその美しさを語らせたほどです。
「すてきねえ、ユーカラ織って」
三浦綾子『果て遠き丘』「寒空」(集英社文庫)
ボーイが水を置いて行くと、香也子は浮き浮きといった。コーヒーラウンジのコーナーに、旭川の民芸品であるユーカラ織が陳列されている。「流氷」「秋の摩周湖」「さんご草」などと、テーマのついたユーカラ織の色は、どれも深みを帯びて美しかった。流氷の濃い青、さんご草の赤、それぞれに恵理子の心を捉える美しさがあった。
「ユーカラ織の色って、青色ひとつ出すのに、色を何十種類も使うんですってよ」
洋裁をする恵理子は、特に心ひかれるようであった。
「へえー、何十色も?」
香也子はあいづちを打ち、自分の背にある陳列棚を見た。
この商品は、優佳良織の中でも人気の高い「白鳥」を文庫本カバーと眼鏡ケースをセットにし、2022年の三浦綾子生誕100年に向けた共同企画商品、第1弾といたしました。
以下の商品は、昨年よりすでに販売している商品です。
くるみのパウンドケーキ
作中に出てくるパウンドケーキを旭川の洋菓子店パティスリーアミー工房が商品化。
ごろっとした大粒のくるみがたっぷり入った当館限定商品です。
オリジナルブレンドコーヒーとのセット商品もあり、贈答品として好評です。
※受注生産のためお届けに10日ほどかかります。
ひかりと愛といのちの言葉 なぞり書きノート
綾子が紡いだ珠玉の言葉62個を選んで掲載しました。
言葉集としてプレゼントしたり、薄く印字されているのでなぞり書きとして、字の練習にもおすすめです。『果て遠き丘』から選んだ言葉もあります。
三浦綾子作品 読書ノート[小説編]
B6判のノート。綾子の小説55作品の作品解説と感想を記入する欄があります。
読書の感想や思い出を書いたり、印象に残った文章を書き写したり、舞台となった場所を訪れたときの写真を貼ったり……あなただけの一冊を。