【お知らせ】氷点ラウンジのランチョンマットがリニューアルしました。

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 八月七日の旧暦の七夕も過ぎ、十日頃になると、夕風に乗って、盆踊りの太鼓の音が、遠く近く聞えてくるようになる。その頃になると、浴衣一枚では肌寒いほどに涼風が吹き始める。
 盆踊りの太鼓は、夏の終わりを告げる音でもある。盆踊りの歌を聞きながら、ふっと衿もとをかき合わせる時の、あのいいようもない淋しさは、北海道の人間でなければわからぬものであろう。

三浦綾子「わが心のふるさと、夏の北海道」所収『孤独のとなり』 (角川文庫)

みなさま、お変わりございませんか。
先月7月29日から三浦綾子記念文学館分館氷点ラウンジで使用されるランチョンマットがリニューアルしましたのでお知らせします。
表の面には三浦綾子の小説『氷点』に登場する地名や建物がイラストで描かれた『氷点』マップが、裏面には『氷点』冒頭文章が印刷されています。
すでにお読みになられた方も未読の方も、このマップを手に旭川市内や見本林を散策されたり、当館の展示をご覧になられたりして、より身近に『氷点』の世界を感じていただければ幸いです。

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