企画展「ほほ笑みの向こう側-三浦光世展」はご覧になりましたか?
文学館館長を12年間務めた三浦光世は、作家でもありました。小学館より、光世の自伝『青春の傷痕』や三浦綾子の執筆に関するエピソード『三浦綾子創作秘話』などを含む著作18作品の電子書籍化が決まりました!
4月28日に配信開始された第一弾は『綾子へ』『妻と共に生きる』です。
『綾子へ』は、三浦綾子を見送った一年後の2000年、光世が綾子との思い出や近況を手紙として綴ったエッセイ。冒頭には綾子への挽歌綴られ、光世の深い思いが伝わってきます。
『妻と共に生きる』は綾子の晩年の1995年、結婚生活を振り返りながら口述筆記や営林局退職にまつわるエピソードを綴ったエッセイ。光世の温かいまなざしを通して描かれる綾子の姿からも二人の穏やかな生活が伺えます。
どちらも読み終わった後、心が温かくなる一冊です。
小学館では5月以降も毎月下旬に配信を予定しています。
5月『共に歩めば』『死ぬという大切な仕事』
6月『夕風に立つ』『三浦綾子創作秘話』
7月『愛に遠くあれど』『吾が妻なれば』
8月『太陽はいつも雲の上に』『希望は失望に終わらず』
9月『夕映えの旅人』『綾子・光世 愛つむいで』
10月『妻・三浦綾子と生きた40年』『愛と光と生きること』
11月『二人三脚』『綾子・光世 響き合う言葉』
12月『青春の傷痕』『ジュニア聖書物語』
なお、上記の作品のうち、現在、文学館や書店でお求め頂けるのは下記のとおりです。
『死ぬという大切な仕事』(光文社文庫)
『夕風に立つ』(教文社)
『三浦綾子創作秘話』(小学館文庫)
『夕映えの旅人』(日本キリスト教団出版局)
『綾子・光世 愛つむいで』(北海道新聞社)
『綾子・光世 響き合う言葉』(北海道新聞社)
(文 長友あゆみ)