【ちかごろ】三浦綾子の小説『続氷点』に登場する外国樹種見本林の桜、ただいま見ごろです。

『塩狩峠』50年事業 見本林の桜(ぶんまち-08) 事務局ブログ
『塩狩峠』50年事業 見本林の桜(ぶんまち-08)
レイ
レイ

こんにちは、レイです。
またお目にかかれてうれしいです。

画像は2016年5月8日に撮影した外国樹種見本林の桜並木です。
毎年このようにきれいな景色が楽しめます。

みなさま、いかがお過ごしでしょうか。
旭川市では、4月28日に桜の満開が発表されました。

三浦綾子記念文学館は外国樹種見本林に隣接します。
5月3日(火)の昼休みに散歩がてら職員が確認したところ、例年よりも早く八分咲きになっていたそうです。

5日にはほぼ満開でしたが、旭川では今週末から来週にかけて雨の時間帯も……
なんとか持ちこたえてくれるといいのですが……

見本林の桜は、三浦綾子の小説『続氷点』にも出てきますので下に引用します。

 夏枝は立ちどまって、空を仰いだ。花ぐもりの空が、林の上に眠っているように静かだった。林の中をゆるくカーブしながら貫く堤防の手前に、桜の木が一本立っている。満開には少し間のある花が美しかった。自然に芽生えて育った桜であろうか、松林を背に、はなやいで見える。
 見本林のすぐそばに長年住みながら、ここに桜があったのを、夏枝は知らなかった。家の中にとじこもり勝ちな夏枝は、多分この桜の咲く時に、林に入ったことがなかったにちがいない。すぐ目と鼻の先にいて、未だかつてその花の時にあわなかったことが、ひどくふしぎな気ががした。

三浦綾子『続 氷点』花ぐもりより

職員が桜の開花状況を三浦綾子記念文学館公式Instagramに投稿しています。
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