【2023年度企画展ご案内】2023年6月13日(火)より、三浦綾子記念文学館・小さな企画展「同時代を生きた作家―遠藤周作と三浦綾子―」~回廊にて を開催いたします。

事務局ブログ

三浦綾子記念文学館では、開館25年の日にあたる6月13日(火)より、三浦綾子記念文学館・小さな企画展「同時代を生きた作家―遠藤周作と三浦綾子―」~回廊にて を開催いたします。

具体的には、昨年生誕 100 年を迎えた三浦綾子と、本年が同記念年にあたる遠藤周作氏の文学的・思想的特色を比較しつつ、両人の共通点や相違点を多角的に掘り下げる内容で構成。活水女子大学名誉教授・上出惠子先生監修のもと、長崎市遠藤周作文学館や遠藤氏を長年撮影されたカメラマン稲井勲氏などのご協力も賜りつつ、当館所蔵の資料や写真を掘り起こし、二人の作家の比較展示を行います。

開催中の2023年度企画展・三浦文学案内人による企画展示「綾子と海」とあわせてご覧いただければ幸いです。

企画展情報

展示内容

昨年生誕 100 年を迎えた三浦綾子(1922 ~ 1999)と、本年が同記念年の 遠藤周作(1923 ~ 1996)。同時代を生き、共に敗戦や闘病を経験しつつキリスト者の道を歩んだ両作家には多くの共通点が見受けられると同時に相違点も際立ちます。そのような二人の作家の比較展示を下記の1~6の切り口から、「生誕 100 年特別企画展 100 歳の遠藤周作に出会う」を開催中の長崎市遠藤周作文学館のご協力のもと試みます。

展示構成

  1. 比較年譜
    ~誕生から逝去までの足跡を時事問題と照合しながら辿ることで、二人の類似点を読み解きます
  2. 遠藤周作代表作紹介
    ~『沈黙』『深い河(ディープ・リバー)』ほか代表作の概要を説明いたします
  3. 書斎比較
    ~書斎という場所の捉え方の違いを、作家が残した言葉と同所の写真から検証いたします
  4. 寄稿「同時代作家の二人」文=上出惠子
    ~純文学の遠藤と大衆文学の三浦という違いがあるも共に敗戦を経験した二人の共通点を紐解きます
  5. 寄稿「クリスチャン作家として」文=上出惠子
    ~カトリックの遠藤とプロテスタントの三浦、各々の入信動機や作中でのクリスチャン像に迫ります
  6. 長崎市遠藤周作文学館紹介
    ~同館と企画展の概要を紹介しつつ、海を臨む思索空間「アンシャンテ」を当館の一角に再現いたします

展示資料

  • 遠藤周作関連書籍 26 冊
  • 代表作『沈黙』草稿の複写
  • 映画「沈黙」で使われた踏絵の複写
  • 稲井勲氏撮影遠藤肖像
  • 遠藤と三浦綾子のツーショット写真(1991 年に旭川で行われた遠藤の講演時)
  • 三浦が遠藤の講演に言及したカレンダー
  • 遠藤周作夫人・順子が三浦綾子に宛てた手紙 等

開催情報

三浦綾子記念文学館・小さな企画展「同時代を生きた作家―遠藤周作と三浦綾子―」~回廊にて
会期=2023年(令和5)6月13日(火)~2024(令和6)年3月20日(水・祝)
開催場所=三浦綾子記念文学館本館2階回廊
監修=活水女子大学名誉教授・上出惠子
協力=長崎市遠藤周作文学館

2023年度企画展・三浦文学案内人による企画展示「綾子と海」は、2024(令和6)年3月20日(水・祝)までご覧になれます。

三浦綾子記念文学館開館スケジュール・行事カレンダー

スケジュール表

イベントカレンダー(Googleカレンダー)

ゴールデンウィーク期間中および6月~10月末は毎日開館(無休)。
11月~翌5月末までは、毎週月曜日休館(月曜日が祝日の場合は翌日休館)
年末年始休館:12月28日(木)~2024年1月5日(金)

入館料:大人 700円 学生 300円 ※高校生以下は無料

詳細はご利用案内でご確認をお願いいたします。
賛助会員 と 旭川大学・短期大学部の学生 も無料
10月12日(三浦綾子のメモリアルデー) ※北海道民の皆様は無料で入館できます。免許証や保険証等ご住所を証明するものをお持ちください。

企画展プレスリリース(PDFファイル)ダウンロード

企画展関連事業

詳細決まり次第事務局ブログでお知らせするとともに、こちらのページにも追記いたします。

三浦綾子の小説およびエッセイが読みたいときには

三浦綾子記念文学館公式サイト「三浦綾子作品 はじめの一歩(無料立ち読み)」では、三浦綾子の全小説およびエッセイ4作品の冒頭部分が無料でお読みになれます。

企画展小冊子について

詳細決まり次第公式サイト等でお知らせするとともに、こちらのページにも追記いたします。

メディア掲載について

準備ができ次第、お知らせをいたします。

お問い合わせ

この企画展、三浦綾子・三浦光世、三浦綾子記念文学館の著作使用および資料・写真の貸し出し、その他三浦綾子記念文学館に関するお問い合わせは、事務局までお願いいたします。

館報「みほんりん」、パンフレット等のご請求については、こちらをお読みいただければ幸いです。

三浦綾子記念文学館事務局
6月~10月は毎日開館しています。
11月~翌年5月末までは、毎週月曜日が休館日です。
(祝日の場合は翌日以降の平日に振替)

住所 〒070-8007 北海道旭川市神楽7条8丁目2番15号
電話 0166-69-2626
FAX 0166-69-2611
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