企画展「三浦文学と北海道(3) 札幌・空知の物語群と青春の舞台

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開催にあたって

三浦綾子は、「私の文学の根っこは北海道」と言い、北海道を舞台に描き続けた作家である。シリーズ企画展「三浦文学と北海道」は、彼女が愛した北海道を7つの地域に分けて、それぞれの地域を舞台にした作品をご紹介していく試みで開催している。
第3回の本展「札幌・空知の物語群と青春の舞台」では、『続氷点』『ひつじが丘』など30作品に及ぶ現代小説が描かれた背景をご紹介していく。
綾子の教師生活は歌志内から始まった。住み慣れた旭川を離れ、全く異なる炭鉱街は、17歳の綾子の目にどのように映ったのだろうか。10年後、綾子は、誰も知り合いがいない札幌で、一年間入院生活を送る。しかしその一年は西村久蔵氏との出逢いと別れ、受洗、恋人の前川正氏の大きな手術と、綾子にとって変化の年だった。
このように綾子が実際に過ごした場所でもある札幌・空知地方は、『氷点』で作家デビューをした1960年代、1970年代と比較的初期の作品に描かれ、現代小説の出発地でもある。
本展を通して、札幌市、岩見沢市、歌志内市、上砂川町、砂川市、滝川市、美唄市、深川市、三笠市、夕張市と三浦文学との深いつながりを知っていただければ、幸いである。
なお、開催にあたり、貴重な資料の提供や証言など多大なご協力を賜った各市町村、各関係機関、関係者の皆様に深く感謝を申し上げる。
          
                                 主催者

■期間 11月1日(火)~2017年3月29日(水)

■時間 9:00~17:00(最終入館16:30)

■休館日 月曜日(祝日の場合は翌日)*年末年始 12/26(月)~1/4(水)

■入館料 大人/500円 大学・高校/300円 中学・小学/100円

※10名以上で団体割引

※毎週土曜日は小中高生無料

★企画展のこぼれ話はコチラ

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