12月10日から臨時休館いたします

事務局ブログ

報道されていますように、北海道および旭川市では、新型コロナウイルス感染状況が日々悪化しており、大規模クラスターが発生しているほか、市中感染の危険と不安も高まっているところです。
北海道は警戒レベルを引き上げ、往来や不要不急の外出の自粛を呼びかける段階にまで達しました。

当文学館を運営する財団では、国の緊急事態宣言の発出時に臨時休館の措置をとるという目安を春頃に決めましたが、現在の段階では緊急事態宣言が発出される見通しではありません。
かといってこのまま開館を続けてよいものか話し合いと検討を繰り返し、その結果、“いのちをまもる”行動を私たちは選択しよう、という結論に達しました。
大切な憩いや学びの場を確保し提供することは当文学館の重要な責務だと思っていますが、感染の危険が全くないとは言い切れず、結果的に、お客様のいのち、そして地域に住む人のいのちを、まもることができなくなってしまう恐れがあることを重く受けとめ、そうなってしまう前に、休館することを選択いたしました。

来館を楽しみにしてくださっていた皆様方には、大変申し訳なく思います。誠にすみません。
今は、お互いにいのちをまもるため、ご理解とご協力をよろしくお願い申し上げます。
ですが、一切を閉めてしまうのではなく、逆に「開いているのか?」と驚いていただけるぐらいに、情報を発信し、楽しんでいただこうと思います。
文学館事務局は、職員の勤務シフトも調整し、最少限の人員体制にします。
しかし、業務内容が減ることはほぼありませんので、休館中も勤務を続けます。ですので、その様子を折に触れてお伝えしようと思っています。
特に、動画配信に力を入れます。
当文学館が、そして三浦綾子文学が、皆様にとって、より一層身近な存在になれるよう努めてまいります。
再開できる日まで、ごいっしょに日々を過ごしてまいりましょう。

皆様方におかれましても、くれぐれもご自愛ください。お会いできる日を楽しみにお待ちしております。

三浦綾子記念文学館 館長・職員一同

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