【 開催にあたって 】
五十嵐健治氏は東洋一のドライクリーニング「白洋舍」の創業者であり、人と社会に仕えて、一所懸命に走り続けた。『夕あり朝あり』は彼の熱き生涯を描いた伝記小説である。
五十嵐健治氏と綾子との出会いは1956年、脊椎カリエスで療養中の彼女を見舞ったところに始まる。「末娘ができたようだ」と五十嵐氏は綾子をかわいがり、親交が続いた。
三浦綾子は人との出会いを大切にした。出会った人たちに助けられ、愛されて歩んできた綾子は、その人たちから多くを学び、人生の教師とした。作家になった綾子は、その出会いを小説に描き、彼らの真摯な生き様を後世に遺した。五十嵐氏はその一人である。
起業家として成功を収めた五十嵐氏だが、その生涯は実に波乱に満ちたものだった。天下の糸平に憧れて一獲千金を夢見るが挫折し、さまよう中で信仰を持ち、「人の垢を洗う」洗濯業に辿り着く。
この企画展では、五十嵐氏の人生を紹介しながら、彼が真摯に人生と向き合うことでたどり得た “人と社会に仕える尊さ” と、綾子の持つ “日本の近代への意識” を照らし出したいと思う。
開催するにあたり、株式会社白洋舍および五十嵐健治記念洗濯資料館から貴重な資料の提供ほか多くのご協力を賜った。ここに深く感謝申し上げる。
主催者
【 開催内容 】
開 催 名 企画展「白洋舍創業の物語『夕あり朝あり』走れ、健治!」
開催内容 パネル7枚での解説展示および所蔵資料の展示
五十嵐健治記念洗濯資料館所蔵の貴重な資料の展示
開催期間 2016年9月1日(木)〜2017年2月28日(火)
開催会場 三浦綾子記念文学館 2階回廊ギャラリー
観 覧 料 入館料のみ(大人500円 大学・高校300円 中学・小学100円)※賛助会員は無料
【 特別協力 】
株式会社白洋舍
【 後 援 】
北海道
北海道教育委員会
旭川市
旭川市教育委員会
北海道新聞旭川支社
朝日新聞旭川支局
読売新聞旭川支局
毎日新聞旭川支局
共同通信社旭川支局
あさひかわ新聞
旭川ケーブルテレビ「ポテト」
株式会社ライナーネットワーク
HBC旭川放送局
UHB北海道文化放送
TVHテレビ北海道
三浦綾子読書会
【 バナー等 広報用素材 】