【事業計画作り】④ー“お茶しませんか”

文学館へ来るきっかけ、動機、理由は、さまざまですが、遠くから三浦文学館に来られる方で多いのが「光世館長に会いたい」、です。
光世館長は、綾子さんの作家活動を口述筆記で支え、また、23歳から77歳で亡くなるまで途絶えることのなかった綾子さんの病気の看病や介護をされました。
文学館の展示でも、夫婦愛や苦難との戦い、作品を作るときの夫婦のやりとりや取材の姿が随所に写真を交えて浮き彫りにされています。
しかし、何より「こんな誠実で優しく、愛にあふれている人に会ったことはない」と異口同音に、会われた人が話すように、至福の時を求める三浦光世ファンが多いのです。
今年88歳になる光世館長ですが、毎日腕立て伏せ50回と乾布摩擦を欠かさず続けていて健康そのもの。週に5日は、午前中文学館に出勤し来館者に説明や記念写真、本などのサインをされています。
文学館では昨年から、毎月1回「光世館長と茶話会」を開催しています。定例で第2木曜日が開催日です。
この茶話会、まったく気軽に楽しんでいただきたいといろいろと内容を工夫しています。24年度(4月から翌年3月)は、いまのところ次のようなことができたらと考え、準備を始めています。みなさんから何かアイデアがあれば取り入れさせていただきますのでご連絡ください。
タイトル<光世館長と楽しむ・茶話会>
〇おもに文学館(文学館の外に出ることもあります)で、参加者みんなでコーヒーやジュースを飲みながら、様々なことを楽しむという内容です。
〇24年度の予定(献立考え中で案の段階です)
4月 「自作の短歌・その想い(1)」 光世館長は歌人で40年余り選者も務めてきました。自らの短歌と作歌どきのよもやま話です。
5月 「あのときの日記から①」 光世館長は20歳の時から現在まで70年間も書き続けています。その日記の“ある時”をひも解きます。
6月 「春の見本林『氷点』を散歩しながら」 文学館は『氷点』の舞台見本林の中に建てられていますが、その森を心地よい春の風を浴びながら物語の跡をたどります。
7月 「綾子と歩いた旭川の街・食べ歩き」 文学館を出て、綾子さんと歩いた思い出の場所をたどります。よく行ったソバ屋で昼食も。※事前申し込み必要
8月 「あのときの日記から②」 日記を振り返る2回目です。
9月 「あなたの好きな言葉を色紙に書きプレゼント」 参加者が自分で色紙と書いてほしい言葉を持ち寄り、光世館長に書いていただく。
10月 「ミニ講演会」 第4回三浦綾子祭に合わせて文学館でミニ講演会(30分程度)を行います。 ※第2木曜日にはなりません。
11月 「自作の短歌・その想い(Ⅱ)} 自作の短歌を語る2回目です。
12月 「おしゃべりと音楽」 ボランティアの方の楽器演奏を車座で聴きながら、光世館長とフリートークします。
1月 「餅を食べながら正月の思い出」 光世・綾子夫妻は、毎年子どもクリスマスをして、正月を迎えました。クリスマスと正月の楽しい話です。餅も食べます。
2月 「みんなで読む“埋もれていたエッセイ”①」 綾子さんの直筆の原稿で、世に出ていないエッセイなどがまだ1000作品もあるといわれています。それのいくつかをみんなで読む読書会です。もちろん光世館長も読書します。
3月 『みんなで読む“埋もれていたエッセイ”②」 読書会の2回目です。
※以上のような計画を立てていますが、事業計画が確定するのは2月末です。したがって変更もありますのでご注意ください。遠くから来館される方は、開催日に合わせて旅行日程を組まれる方もいます。


△コーヒー片手に、自由なおしゃべりのひととき。(昨年の茶話会・<森カフェ>から)

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