みなさまお変わりございませんか。
三浦綾子読書会 ゆっくり読む『天北原野』が15日に開催されました。
タイトルのとおり、三浦綾子の長編小説『天北原野』を毎回少しずつ読み進め、先月からは下巻に入りました。
今回は、「ツンドラ」の章についての感想や意見を交わしました。
講師の森下辰衛(三浦綾子記念文学館特別研究員)から報告が届きましたので、ご紹介いたします。
6月14日13時30分から、三浦綾子記念文学館本館二階図書コーナーで、ゆっくり読む『天北原野』読書会が開かれました。今回が22回めで下巻の「ツンドラ」の章を読みました。
札幌から三人の方がこの読書会のために来てくださって、久々の2桁10名で、輪読し語り合いました。主人公たちが子供たちも連れて樺太中部の多来加(タライカ)、敷香(シスカ)方面に旅行に行く場面でした。
ツンドラのこと、フレップの実やいろんな動物なども出てくるので、その場で調べて写真を見たりしながら、学びました。
また当時の流行歌(古賀政男、藤山一郎)も出てきて。そんなことも楽しいところでした。
多くのいのちの営みに目を止めつつ、人間もまたその中の一つであることが遠景的に語られている部分、良い意見も出ました。その中で、あき子を忘れることの出来ないで豊原から失踪していたイワンが敷香のレストランで京ニと出会ってしまう場面は胸締め付けられるようでした。
次回は7月12日「紋白蝶」の章の前半一、ニを読みます。
森下辰衛(三浦綾子記念文学館特別研究員)の報告による。
次回は7月日(火)13時30分~15時30分に開催予定です。
来月は『天北原野』下巻「紋白蝶」一、ニを読み進めてまいります。
詳細は来月以降に改めてお知らせをいたします。
ご不明点がございましたら、三浦綾子記念文学館までお問い合わせをいただければ幸いです。
マスクのご着用・手指のご消毒等、三浦綾子記念文学館の感染症対策にご理解とご協力をお願いいたします。電子入館券や有効期限がない回数券(12枚綴り・郵送でお送りいたします)を是非ご利用ください。
『天北原野』は文庫本・電子書籍でお求めになれます(文庫版は下記カートからもお求めになれます)。 冒頭部分は、「三浦綾子小説作品 はじめの一歩」のこちらから無料でお読みになれます。
『天北原野』上 三浦綾子電子全集(小学館)
https://www.shogakukan.co.jp/digital/09D015670000d0000000
『天北原野』下 三浦綾子電子全集(小学館)
https://www.shogakukan.co.jp/digital/09D015680000d0000000