初めまして、案内人新人の野表悦子(のおもてえつこ)です。
私の案内人としての経験は数えるほどしかありませんが、来館者の中にはクリスチャンとしての作家三浦綾子へ関心がある方や、三浦綾子の小説が好きでほとんどの本を読んでいるという方が多くいらっしゃいます。
案内人新人の私としては、来館者のお話を聞きながらご案内し、楽しんでいただけるようにと心がけています。来館者のお話や質問は新たな学びや気づきがあり、楽しみでもあります。
あと、私が今回ご紹介したいのは、氷点ラウンジから眺める見本林です。私が最近、気に入っているのは、ストローブ松を見ながら氷点ラウンジの特製コーヒーとスイーツを楽しむことです。
時々エゾリスが遊びに来たり、野鳥が来て松に積もった雪を舞い散らします。風に舞う雪はとてもきれいです。ボーッと見ていても飽きません。
ちなみに、ここでいただけるスイーツは3種類あります。パウンドケーキは、『果て遠き丘』に出てくるクルミが入っているもので、焼きドーナツ(チョコとプレーン味)は、『氷点』で徹がおやつに食べる夏枝の手作りのドーナツからイメージしたものです。味は、「たぶんこうだったのではないか」と、アミイ工房さんで製作したものを、文学館スタッフが味見を繰り返して出来上がったものです。大ぶりのカップに入った、氷点ブレンドコーヒーとセットでいただくのがお得です。
ぜひ、木の香りのする氷点ラウンジで三浦綾子の世界を楽しんでください。
一年を通して楽しめますが、ストローブ松から粉雪が舞い散る初冬がお勧めです。
by 三浦文学案内人 野表悦子