【案内人ブログ】No.36(2020年3月)

初めまして、案内人新人の野表悦子(のおもてえつこ)です。

私の案内人としての経験は数えるほどしかありませんが、来館者の中にはクリスチャンとしての作家三浦綾子へ関心がある方や、三浦綾子の小説が好きでほとんどの本を読んでいるという方が多くいらっしゃいます。

案内人新人の私としては、来館者のお話を聞きながらご案内し、楽しんでいただけるようにと心がけています。来館者のお話や質問は新たな学びや気づきがあり、楽しみでもあります。

あと、私が今回ご紹介したいのは、氷点ラウンジから眺める見本林です。私が最近、気に入っているのは、ストローブ松を見ながら氷点ラウンジの特製コーヒーとスイーツを楽しむことです。

時々エゾリスが遊びに来たり、野鳥が来て松に積もった雪を舞い散らします。風に舞う雪はとてもきれいです。ボーッと見ていても飽きません。

ちなみに、ここでいただけるスイーツは3種類あります。パウンドケーキは、『果て遠き丘』に出てくるクルミが入っているもので、焼きドーナツ(チョコとプレーン味)は、『氷点』で徹がおやつに食べる夏枝の手作りのドーナツからイメージしたものです。味は、「たぶんこうだったのではないか」と、アミイ工房さんで製作したものを、文学館スタッフが味見を繰り返して出来上がったものです。大ぶりのカップに入った、氷点ブレンドコーヒーとセットでいただくのがお得です。

ぜひ、木の香りのする氷点ラウンジで三浦綾子の世界を楽しんでください。

一年を通して楽しめますが、ストローブ松から粉雪が舞い散る初冬がお勧めです。

by  三浦文学案内人 野表悦子

【案内人ブログ】No.35(2020年2月)

こんにちは!案内人の近藤弘子です。
昨年10月19日(土)、東京の御茶の水キリストの教会8階礼拝堂にて、綾子さんの召天20周年記念集会が行われました。その時、私がトップバッターとして40分お話をさせて頂きましたので、報告します。

私は三浦綾子読書会に入っています。
「案内人をする時に役に立つかな?」と思ったからです。
昨年4月に、美瑛で読書会の語り手養成講座がありました。私は「40年前に蒔かれた『泥流地帯』の種」という題で原稿を書きました。
私が苦しみの中で綾子さんの本に出会いファンになり案内人になって、今生きがいを感じている……!
そんなことを書いたのですが、何と代表に選ばれてしまい、講座最終日に文学館で発表をすることになりました。5月のブログでそのことを書かせて頂いたので、詳しくはそちらをご覧くださいね。
その後、読書会代表の森下辰衛先生から「東京でも話をしてください」と言われてしまい、ドキドキしながら東京へ向かったのです。

すぐ緊張する私は2ヶ月かけて原稿を暗記しました。
それなのに、当日、檀上でマイクテストをして、100名を超える人々を見たら頭が真っ白になってしまいました。もう原稿も頭に入ってきません。
私の次にお話をする、北見の日吉牧師に祈って頂きました。おかげで、緊張もしましたが、始まったらあっという間でした。

会場では、以前に文学館で私が案内した方をはじめ、三浦綾子読書会で知り合った方々にたくさん声をかけて頂き、嬉しい夢のような時間でした。

綾子さんが亡くなって20年!!
それでもファンの方たちの心の中には、いつも綾子さんがいるんだと再確認し、私も、もっと案内人を頑張ろうと思いました。

by 三浦文学案内人 近藤弘子

【案内人ブログ】No.34(2020年1月)

2019年10月16日、私達案内人の仲間があっという間に神様の元へ旅立っていかれました。
藤田眞知子さん 67歳。
私が藤田さんを知ったのは三浦綾子読書会でした( 読書会では、三浦綾子さんの作品を少しずつ読み合い、その後、感想や森下先生からのコメントを頂きます) 。当時、『雪のアルバム』が課題図書で、藤田さんは綾子さんの沢山の本の中でもこれが一番好きとおっしゃっていました。

この作品は「エキスパートナース」という雑誌に1985年5月から翌年12月までの1年半にわたって掲載されたものです。決して明るいストーリーではないのですが、なぜこの本が好きなのかついに聞かずじまいでした。
藤田さんは不動産店をご家族で営んでおられたので、毎回必ず出席することはできませんでしたが、市内三か所で行われている読書会の常連さんでした。ご自分のなさっているボランティアについてあまり話すことをしませんでしたが、いつも弱い立場の人の側に寄り添っていたようでした。そういう意味で、『雪のアルバム』の主人公清美さんにも共感していたのかもしれません。
10月上旬、検査入院した折、そのことを伝えてくれたメールが最後でした。
てっきり、すぐ帰ってきてまたいつものように読書会にも出席し、案内人としても文学館に来てくれるものとばかり思っていました。

「なぜ私が案内人する気になったか教えようか、村椿さん、あなたの背中見てたからだよ。このことは忘れないでよ」
「できることをやればいいんだよ」

2019年、個人的なことで文学館のボランティアができなくなっていた私にそう言ってくれました。

藤田さんが旅立って早や三ヶ月。振り返るとそこに立っていてくれるようです。

by 三浦文学案内人 村椿洋子

★告別式での、案内人有志から藤田さんへのメッセージ

真知子さん、
あなたが亡くなったこと、いまだに信じられず、みんなと共に座っているような気持ちです。
検査のために入院したのだから、きっちりみてもらって、たとえ悪い物が見つかっても、それだけ取り除いてかえってくるものとばかり思っていました。
「無理すんじゃないよォ」
「自分にできることをやればいいんだよ」
「心身共に元気かい」
いっつも人のことばかり心配してくれましたね。 
真知子さんが文学館の中で、お客様をミニガイドしている姿を思い起しています。
『海嶺』の中の音吉の子孫にお会いしたことを、うれしそうに話してくれましたね。そのことを文学館で案内人ブログに2018年9月に載せていましたね。私達案内人の楽しみを教えてもらったように思います。

未熟者の私達ですが、案内人として歩いていけるよう、そちらから見守っていてください。
またお会いしましょうね。

三浦綾子記念文学館案内人有志