1964(昭和39)年7月10日、「朝日新聞」朝刊紙上に「一千万懸賞小説当選作品決まる」が掲載され、三浦綾子『氷点』の入選が発表され、綾子は作家としてデビューしました。『氷点』は何度もテレビドラマ化されておりますので、下記に簡単な一覧表を作成いたしました。ご参照いただければ幸いです。
※この表では、芸名については当時のものを使用しています。
年 | 放映時間・回数 | 制作会社 | 陽子 | 夏枝 |
1966年 | 60分×13回 | NET・HBC | 内藤洋子 | 新珠三千代 |
1966年 | – | 大映映画 | 安田道代 | 若尾文子 |
1971年 | 30分×50回 | TBS・HBC | 西山恵子 | 小山明子 |
1971年 | 60分×13回 | NET・HTB | 島田陽子 | 南田洋子 |
1981年 | 15分×65回 | TBS・HBC | 高原陽子 | 野際陽子 |
1981年 | ゴールデンドラマ | 日本テレビ・STV | 紺野美沙子 | 三田佳子 |
1989年 | 二夜連続 | テレビ朝日・HTB | 万里洋子 | いしだあゆみ |
2001年 | 60分×10回 | テレビ朝日・HTB | 末永遥 | 浅野ゆう子 |
2006年 | 二夜連続 | テレビ朝日・HTB | 石原さとみ | 飯島直子 |
1964年12月9日~1965年11月14日まで 「朝日新聞」朝刊 に連載された「氷点」は、1965年11月~1966年2月末に、ニッポン放送にてラジオドラマ化され、翌年にはテレビドラマ化。最終回の視聴率は42%を超え、映画化、新派による舞台化、銘菓「氷点」の売り出しなど いわゆる「氷点ブーム」を巻き起こします。
その後も現在に至るまで合計9回映像化されました。
そして、再来年2022年は、三浦綾子生誕100年を迎えることから、当館では「生誕100年記念事業」として、『氷点』『続氷点』の映像化を構想しております。
詳細が決まりましたら改めてお知らせいたします。
※ 記事にあるように、あくまでも構想準備段階であり、実施を約束できるものではありません。予めご了承願います。
原作の角川文庫版『氷点』は文庫本あるいは電子書籍でお読みになれます。
下記のカートから上下巻セット、 映画版DVD をお求めになれます。
『氷点』に関する解説本なども、三浦綾子記念文学館オンラインショップで販売しております。機会がございましたらお手に取っていただければ幸いです。