【7月6日 朗読会】笑いと朗読のひと時

7月6日 14時から

ミラクル朗読会が開催されました

タイトルは

「朗読と落語」を組み合わせ

~語りの文化を満喫

朗読と落語の組み合わせという

斬新な試みは

これで3回目

お客様の顔ぶれも

おなじみの方が多いように思いました

きっと

この日を楽しみにされていたんだろうと

思います

まずは

旭笑長屋の家主

ななかまど紅丸さんの登場です

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いつものように

特別にあしらえた緋毛氈の上によじ登り

さっそく落語が始まります

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いつも感心するのですが

紅丸さんが話し始めた途端

お客様は彼の世界に引き込まれます

やはり才能なのでしょうね

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最初はクスリと笑わせて

次第に本題に入っていきます

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今回は「親の顔」というお噺でした

できの悪い息子が持ち帰った答案は5点!

おかげで

学校に呼び出されたお父さんと

先生のお話なのですが

父親は

あくまでも息子の見方

珍妙なやり取りの末

お父さんは息子の解けなかった問題を

見事に解いてみせます

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子は親の鏡というのがオチなのですが

会場は大笑いの連続

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最後に

紅丸さんは

次の詩を紹介しました

子は親の鏡

けなされて育つと

子供は 人をけなすようになる

とげとげした家庭で育つと

子供は 乱暴になる

不安な気持ちで育てると

子供も不安になる

「かわいそうな子だ」と言って育てると

子供はみじめな気持ちになる

子供を馬鹿にすると

引っ込みじあんな子になる

親が他人を羨んでばかりいると

子供も人を羨むようになる

叱りつけてばかりいると

子供は「自分は悪い子なんだ」と思ってしまう

励ましてあげれば

子供は自信を持つようになる

広い心で接すれば

キレる子にはならない

褒めてあげれば

子供は明るい子に育つ

愛してあげれば

子供は人を愛することを学ぶ

認めてあげれば

子供は自分が好きになる

見つめてあげれば

子供は頑張り屋になる

分かち合うことを教えれば

子供は思いやりを学ぶ

親が正直であれば

子供は正直であることの大切さを学ぶ

子供に公平であれば

子供は正義感のある子に育つ

優しく思いやりを持って育てれば

子供は優しい子に育つ

守ってあげれば

子供は強い子に育つ

和気あいあいとした家庭で育てば

子供はこの世の中はいいところだと思えるようになる

「子供が育つ 魔法の言葉」 ドロシー・ロー ノルト著 より

後日、紅丸さんに改めて

お話を伺ったのですが

最近

この詩を知り

とても感動したので

ぜひ伝えたかったそうです

紅丸さんのお話は

いつも笑わせた後

しんみりとさせます

とっても素敵な詩は

心に染み込みました

紅丸さん

素晴らしい時間を

ありがとうございました

続いて

ラジオのパーソナリティー

大川せい子の朗読が始まります

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大川さんはお子さんを出産され

とても明るい表情で

幸せを絵に描いたような

温かい雰囲気でした

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朗読するのは

『道ありき』

前半のクライマックスです

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綾子さんが自殺未遂をする場面や

前川正さんが綾子さんを諭すシーンなど

森下辰衛特別研究員による

巧みな構成を

大川さんは

情感たっぷりに読んで下さいました

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直前に行われた

中村啓子さんの朗読とは

また違った雰囲気で

先ほどまで笑いに包まれていた会場は

シーンと静まり返り

綾子さんの世界にすっかり魅了されました

きっと

このお二人によるミラクル朗読会は

来年も続くのでしょうが

今度は

どんなサプライズを見せて下さるのか

今からとても楽しみです

(文責:斎藤幹太)

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