【すべてをお知らせします】『塩狩峠』50年事業

(塩狩峠50年事業)三浦綾子 和寒町 塩狩峠にて

(塩狩峠50年事業)三浦綾子 和寒町 塩狩峠にて

(塩狩峠50年事業)三浦綾子 上富良野町 十勝岳にて

(塩狩峠50年事業)三浦綾子 上富良野町 十勝岳にて

(塩狩峠50年事業)三浦光世 旭川市「氷点橋」(渡り初め)にて

(塩狩峠50年事業)三浦光世 旭川市「氷点橋」(渡り初め)にて

(塩狩峠50年事業) 小説『塩狩峠』を贈ろうキャンペーン応募用紙_201603

(塩狩峠50年事業) 小説『塩狩峠』を贈ろうキャンペーン応募用紙_201603

『塩狩峠』50年事業 すべてをお知らせします!!

 『塩狩峠』50年「三浦文学でまちおこし」の事業計画は、3月4日にマスコミを通して発表させていただきましたが、文学館のホームページ、公式フェースブックですべての内容をお知らせいたします。
 なお、事業計画の一覧は添付の別表でご覧ください。ここでは、主な事業について、その内容をお伝えしたいと思います。

(1)『塩狩峠』と『泥流地帯』の2つの特別展示
  三浦文学館は、毎年館内2階の展示室で3回にわけて企画展・特別展を開催しています。今年の展示は、文学館では初めてのことですが、3つの地域(三浦文学館を含め)で同時に「特別展」を開催することです。
  まず7月1日~10月28日に旭川市の三浦文学館で『塩狩峠』展、同じ時期に和寒町の図書館、公民館恵み野ホール、塩狩峠記念館でも同展を開催、また上富良野町では地元の要望もあり十勝岳爆発90年にふさわしい『泥流地帯』『続泥流地帯』の特別展を後藤純男美術館(5-6月)、保健福祉総合センター(7-8月)、土の館(9-10月)の3施設で展示します。隣接する3つのまちで小説の舞台をめぐり(フットパスなどで)、展示を観ながら三浦文学を心ゆくまで楽しんでいただきたいと思います。

(2)「三浦文学トライアングルの道」…「氷点の道」「塩狩峠の道」「泥流地帯の道」
  全国で初、作家の小説の名前をつけた3つの道。しかもトライアングルの形で廻れるのは稀なこと。どこか1つの街に1泊すれば、2日間で3つの道を充分に楽しめるのです。5月には、それぞれの道の「小説のあらすじ」や舞台となった場所の解説、街のグルメスポットや観光施設なども紹介される(?)パンフレットが完成します。出来上がりが待ち遠しいですね!三浦文学館や地域の観光案内所、空港などで無料配布されます。3つの道を歩く「イベント」(事業計画をご覧ください)に参加する場合は申し込みが必要です。

(3)スペシャルな2つの講演会・朗読会
  1つは、旭川市公会堂で開催される「朗読と講演スペシャル」です。朗読は、あのNTTの時報の声でおなじみ、日本「音の匠」の称号を持つ中村啓子さん。数年前から三浦作品『氷点』『道ありき』『塩狩峠』の朗読CDを販売、東京朝日カルチャーセンターの講師歴は数十年とか。講演は、池上彰さんとの対談本などいま幅広いジャンルで本を書きまくっている作家佐藤優さん。電話では、「中学生の時『塩狩峠』と出会い人生が変わった」という話をしており、本人「講演が楽しみ」という。講演のタイトルも「私と『塩狩峠』」。朗読.60分と講演80分の持ち時間2つのイベントを聞くことができることなんて、三浦文学館では初めてのことであり、大感激です。
  もう1つは、和寒町での8月7日NHKの現役アナウンサーによる「講演と朗読」です。詳細な未定のところもありますが、『塩狩峠』の町で聞くこのイベントは50年事業でしか実現しないことかもしれません。

 (4)イベント列車『塩狩峠』号
  JR旭川駅と塩狩駅を往復します。小説『塩狩峠』が描かれてから50年、半世紀の中でどれだけ多くのファンがこのJR宗谷線で「塩狩峠の旅」をしたことか。どの人にも自分だけの「心のアルバム」があるとしたら、50年に1度実現するこの記念イベント列車を楽しむ自分の姿を残してほしいと思います。そして、小説とともに友人・知人、恋人、家族、子ども、孫などに伝えていってほしいのです。

 (5)小説『塩狩峠』を贈ろう!全国キャンペーン
  かつて、こんなキャンペーンがあっただろうか。「文学館」が、次代の若者たちに、身近な大切な人たちに、自ら感動を受けた本をプレゼントしようという呼びかけをするのです。
  贈り主は相手に伝えたい「メッセージ」をしたためて本と一緒に贈るのです。(文学館に申し込むと実現します。)人間の愛と成長、なぜ犠牲になったかの深い決意。時代が変わっても伝えなくてはならない大切なものがあります。50年のこの時にこそ、あなた自身の「意味あるプレゼント」で伝えていただきたいのです。

 『塩狩峠』WEB発表用資料(PDFファイル)

(文責:松本道男)

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