三浦綾子が1999年10月12日に亡くなってから早くも21年が経ちました。2014年10月30日に夫の光世が逝去してから6年になろうとしています。当館では毎年10月12日を「三浦綾子のメモリアルデー」としております。昨日(2020年10月12日)の様子を撮影した写真とともにご報告いたします。
あわせて、当館周辺の秋のお便りもお届けします。
写真で偲ぶ三浦綾子・光世
午前9時~午後4時まで、本館1階ホールに写真を展示し、記帳台を設けました。
写真展では、後山一朗氏の大型写真額を展示しました。後山氏は写真集『永遠(ルビ:とわ)に……三浦綾子写真集』『綾子・光世 愛つむいで』(いずれも北海道新聞社)の写真を撮影されたカメラマンです。
「死ぬまで私を撮って」という綾子との約束を守り、綾子が亡くなる1999年10月まで三浦夫妻の撮影を続けられ、2016年6月、撮影した約5,000点の写真を当館に寄贈してくださいました。
ホールではご来館された方々が在りし日の三浦夫妻を偲び、それぞれの思いとともにじっと写真を見つめておられました。

三浦夫妻墓参(観音霊苑)
毎年午後1時からは、三浦夫妻のお墓がある観音霊苑(旭川市神居町409-4)に墓参をしております。
本年はコロナ禍の影響もあるのでしょうが、例年に比べてちょっと少ない人数の墓参でした。
でも、新しい顔ぶれが何人かありましたので、よいひとときでした。
幸い、雨は降りませんでしたが、風がやや強かったです。

撮影:2020年10月12日 於:観音霊苑(旭川市)


三浦綾子記念文学館周辺の風景
2020年9月1日撮影 2020年9月13日撮影 2020年10月8日撮影

撮影:2020年10月12日 撮影:2020年10月12日
その他
今年はコロナ禍の最中ということもあり、これまでとは異なる状況下でのメモリアルデーとなりました。
が、先日お伝えした通り『泥流地帯』の映画化決定に伴い、同日午後6時から上富良野町でイベント『泥流地帯』映画化プロジェクト特別対談と公開取材が開催されたのをうれしく思います。
このイベントの報告は別の記事で改めて致しますね。