難波 真実

「綾歌」館長ブログ

ジンギスカンを借景に――三浦綾子作品と「食」その2

北海道大学といえば、『氷点』の辻口啓造、徹、北原、そして陽子も通ったという設定の大学ですね。今年7月、その北海道大学構内にコンビニエンスストアがオープンし、テラスでジンギスカン・パーティー(通称ジンパ)ができることでも話題となりました。北海...
事務局ブログ

相田みつを展「にんげんだもの」11月4日(日)まで

相田みつを美術館(東京都千代田区丸の内)のご協力を得て、書家・詩人 相田みつを氏の書作品を展示します。有名な「にんげんだもの」や「かんのん讃歌」もご覧になれます。人々に感動と勇気を与え、人生の羅針盤ともいえる言葉は、三浦綾子の精神性とも共鳴...
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幻のお米「あや」との出逢い――大学生とフットパス・バスツアー

暑さが続いていますが、西日本豪雨でたいへんな想いをされている方々に、何よりお見舞い申し上げます。さて、7月22日(日)、昨年に続いて大学生とのバスツアーを企画しました。今年は、「フットパス『泥流地帯の道』&三浦綾子記念文学館・日帰りバスツア...
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「仕える、事(つか)える」――『続 泥流地帯』より

三浦綾子さん『続 泥流地帯』の拓一のセリフに、こんな言葉があります。「仕事というものは、何でもみんなつらいものさ。何せ、仕える、事(つか)えると書くのが仕事だと、よくじっちゃんが言っていた」大正末期の十勝岳大噴火ののち、泥の中から流木を引き...
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歌人・鳥居さんをお迎えして――20年目の開館記念日

6月13日(水)、開館記念日の講演会に、歌人の鳥居さんをお迎えいたします。館長に就任する前から、鳥居さんと三浦文学とのつながりを感じており、今回、ご快諾いただけて嬉しい限りです。鳥居さんには、初めての旭川を愉しんでいただきたいと願っています...
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3冊の本~20周年記念出版を祝う会

2018年4月25日、綾子さんの生誕の日に、開館20周年記念出版を祝う会が開催されました。文学館1階ホールには90人もの方々が参加され、遠方からのご足労まで、本当にありがとうございました。・未収録エッセイ集『一日の苦労は、その日だけで十分で...
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道南いさりび鉄道で、函館文学散歩

先日、「北海道書店ナビ」(株式会社コア・アソシエイツ)に登場させていただきました。書店員や、出版関係者が選ぶ、“5冊で「いただきます!」フルコース本”という企画です。5冊にしぼるのは難しいものでしたが、「三浦綾子記念文学館館長がおすすめ! ...
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中城ふみ子――三浦綾子と同年生まれの歌人

北海道帯広出身の歌人に、中城(なかじょう)ふみ子がいます。三浦綾子と同年の1922年生まれですが、中城ふみ子は1954年8月、乳がんで闘病中に他界しました。享年わずか、31。中城ふみ子の短歌が全国的に知られたのは、まさに、最晩年のことでした...
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ジャガイモから「米」へ――三浦綾子作品と「食」その1

2017年4月28日、三浦綾子記念文学館で、ジャガイモなど食文化を研究する中村剛さん(大谷号さん)に、「ジャガイモ学」についてご講演いただきました。もう、1年近く前になりますね。三浦綾子さんはジャガイモが好きで、味わっている姿の写真はご存じ...
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頌春 北海道療育園「三浦綾子文庫」開設を祝して

初春のお慶びを申し上げます。今年、三浦綾子記念文学館は、開館二十周年を迎えます。昨年末、その記念行事を先取りするかのような、うれしい場に立ち会うことができました。社会福祉法人・北海道療育園との連携協定事業の1つとして、「三浦綾子文庫」が開設...
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学生と「発見」する、三浦綾子作品の魅力

2017年11月12日(日)、紀伊國屋書店札幌本店1階インナーガーデンで、「一緒に読もう、三浦綾子――若い読者と『発見』する、三浦綾子の魅力」というイベントを開催しました(主催:北海学園大学人文学部 後援:三浦綾子記念文学館)。霜月なかばと...
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「ビブリオバトル」を、ご一緒に!

「人を通して本を知る、本を通して人を知る」がキャッチコピーの「ビブリオバトル」は、ご存じでしょうか。4~5人が、1人5分間で本を紹介し合い、その場に集まった人々と短い質疑応答(ディスカッション)をします。その後、紹介本の中から「一番読みたく...