大笑い、そして少ししんみり ミラクル朗読会

ミラクル朗読会の第4弾

「一度に楽しむ“朗読”と”落語”」が

9月8日午後2時から

文学館1階中央ホールで開催されました

この試みは昨年に引き続き二度目で

楽しみにご来館されたお客様が

多く見受けられました

プログラムは

落語から始まりました

特別にあつらえた高座に緋毛氈を敷き

寿と大書きされたふかふかの座布団と

寄席の雰囲気たっぷりで

高座の後ろに置かれた脚立をよじ登り

旭笑長屋のななかまど紅丸さんのお話が

いよいよ始まります

紅丸さんの声はとてもよく通り、間も絶妙で

プロ顔負けのテクニシャン

本題に入る前にお客様は

すっかり紅丸さんの名調子に巻き込まれ

会場は笑いの渦に包まれます

病院を題材にしたお話しは実におもしろく

あっという間に時間となりました

実はこのお話し

始まる直前に決めたとか

そんな事とはまったく思わせない話術は

十八番と感じさせるものでした

休憩の後

北海道放送のパーソナリティー大川せい子さんによる

朗読が始まりました

今回は「草のうた」第17章より

苫前に関する部分です

綾子さんは

発車時刻というものを知らなかったので

初めて乗った汽車がなかなか走り出さず

不思議に思ったことなど

子供の頃のエピソードが瑞々しく表現されています

大川さんの落ち着いた朗読は

作者の思いをわかりやすく感動的に伝えてくれました

プロならではの力量を感じさせるものでした

思いっきり笑った後の少ししんみりとする朗読は

その対比が鮮やかでとても好評でした

来年も楽しみです

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