想い出ノート 第112号(2008年9月号)より

2008.8.1


夫と中三、小五の娘との北海道旅行に来ています。
三浦綾子さんの本と私が出会ったのは、もうずいぶん昔。
今の娘くらい、中学二年生の夏でした。
「塩狩峠」・・・当事担任だった国語の教師をされていた
坪田先生に思わず感動を伝えると「氷点」を薦められ
そうして私は読書の面白さを知りました。
私の中学校時代は、三浦綾子さんのお書きになる
人間の業や罪深さや心、信仰の美しさの世界に
とても心ひかれました。
娘たちにも是非読んでほしいなぁと思います。

ここに連れてきてくれた優しい夫とつきあってくれた娘たちに
感謝し、旅を続けて行きたいと思います。


2008.8.5


この想い出ノートに6.24書かせて頂き、2度目の
訪問となりました。今回は美瑛のペンションにて住み込み
でお手伝いをするために北海道へ来ています。
6.24から2ヶ月以上たち、「氷点」、「塩狩峠」、「道ありき」・・・等
たくさんの本を読み、次は「母」を読もうと思っています。
どの本も息をつくことができないほどのめめり込みそして
「人間らしい生き方って?」と毎回考えさせられます。また
自分が今までもらったたくさんのやさしい思いやり、言葉を
私もまた人に返していきたい!と思っていますが
なかなか一歩が出ないところです。一度心をほぐして
まっ白なフィルターのない心で、この記念館から再出発を
しようと思います。
北海道に来れて、またこの記念館に来ることができて
本当に感謝いっぱいです。
ありがとうございました。

愛知県半田市

2008.8.6


友人と2人で来ました!すばらしい天気も与えられて、感謝です。
私は中学生の頃に母にすすめられて氷点を読みましたが、
その後2度3度と読み返すたびに(年齢がすすむこともあって)
いろいろな感じ方ができる本です。
「三浦綾子さんの本は神様がくださった賜物だね!」といつも
母と話します。
今日こうしてここに来ることができて本当によかったです。
綾子さんの本がますます豊かに用いられますように祈りつつ・・・


2008.8.9


はじめて、ここへ来ました。ずっと訪れてみたいと思って
いたので念願叶ってうれしいです。
中学3年の時に「道ありき」を読みました。
わからないなりにキリスト教の信仰に根ざした
三浦綾子さんの生き方、光世さんとの愛に憧れをもちました。
病や色々なつらい思いを経て立ち上がる姿に感動を
覚えました。知らないうちに私もこの本から沢山の
影響を受けて今まで生きてきたのだな、と今も
展示を見ながら感じました。
その後も氷点や塩狩峠、愛すること生きること、細川
ガラシャ夫人など読んできました。もう一度読み直したい
今なら何を感じるだろうと思いました。
今日、ここへ来て良かったです。ありがとうございました。

石川県

2008.8.21


今日は、初任者研修の一環で、お邪魔させていただきました。
私自身、三浦綾子さんの著書は何冊か読ませていただきました。
市内にこんなにも学べる場所があることを知らずにいました。
是非、個人的にもう一度学びにきたいと思います。今日は
ありがとうございました。


2008.8.9


はじめての北海道、はじめての記念文学館、
ずっと訪れたかった場所です。
入り口を入ってすぐ真正面に見えた綾子さんの
写真にひきつけられて、しばらく目が離せませんでした
「道ありき」「ひつじが丘」「毒麦の季」から始まり
多くの本を手に取り読んできました。
他人をうらやましいねたましいと思った時、綾子さんの
本を読みます。
ここに来て、多くの作品の裏に更に多くの取材、資料集め
そして光世さんの存在があったことがわかりました。
本が出版されるたびに光世さんへの思いがつづられて
いるパネルをみて涙があふれました。
また綾子さんの誠実な部分だけでなく、ひょうきんで
茶目っ気のある部分も写真などから知ることができて
うれしい気持ちになりました。
また、きっとここに来ます。


2008.8.14


最北の街、稚内市から参りました。人間の
原罪をテーマにした氷点をテレビで見て
社会人になったばかりの私は、このすばらしい
小説を書かれた同じ北海道の地方都市に
おられたという事が驚きでした。
それから40年以上たって泥流地帯、
海嶺などスケールの大きな作品を読む機会が
あり、そのストーリーの面白さ、気高さ、優しさ
に改めて驚きました。
まだまだ読んでいない作品がありますので
これからが楽しみです。
私はクリスチャンになれるほど強い意志は
ありませんが、その信仰は心を打ちます。
仏教徒ですが通じるものがあり、教えを
かみしめる日もあります。
今日は記念館、見本林にこられて
本当に良かったです。

稚内市

2008.8.23


今日は初めてこの記念館に来ました。
一番おどろいた事があって三浦綾子さんは
すごい量の本を書いていた事が分かりました。
そしてここには日本人だけでなく、外国人も来ていて
三浦さんは、はば広い人に(はば広い地いきの人に)
愛されていたんだなぁと思いました。
三浦さんの本が大好きになりました。

神奈川県、横浜市、小学5年

2008.8.30


帰りたくない。私の居場所を見つけたから。
私は、何の為に生まれ、何を生き、これから何をして・・・・
こんな心の不安の中で過ごしてきたから。
でも、ここにきて綾子さんとお話して、これから何をするか見えてきた気がします。
望まれないで産まれてきたとしても、私はこの世に産まれたことに感謝します。
そして、こんな私を育ててくれたあらゆる人々に感謝します。
綾子さんに出会えたことに感謝します。ありがとうございました。
心が辛くなったら、又会いに来ます。いつまでもお元気でいて下さいね。


2008.8.30


昨年の11月に次いで三浦綾子文学館を訪問したのは
2回目になります。館内を見てまわり、三浦文学の
素晴らしさを改めて感じました。15歳のときに先生
の作品「ひつじが丘」に出会い、今日(41歳)に至る
まで、私の人生にとても大きな影響を与えて下さい
ましたことを心から感謝します。又、偶然にも
屋外コンサートを妻と2人で聴けて、とても感動
しました。これからも夫であり、又、館長である光
世様には、いつまでも御健康で三浦文学を支
えて下さいますようにファンの1人として願って
います。

千葉市
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