難波 真実

「綾歌」館長ブログ

本坊元児さん『プロレタリア芸人』と、マハトマ・ガンジー

多くの方々に支えられ、拙著『書棚から歌を 2015-2020』が、「しまふくろう新書」(北海学園大学出版会)から刊行されました。文学館WEBショップでも扱っております。 短歌が引用されている本だけを紹介するという、“しばり”のあるブックガイ...
「綾歌」館長ブログ

今年も、講演の秋

明治学院大学 キリスト教研究所サイト(アジアキリスト教歴史文化講義シリーズ) 今年の秋も、講演や「出前講義」のお声を掛けていただきました。入念な感染対策なども講じてくださり、ご関係各位にあらためて感謝申し上げます。 10月26日は、明治学院...
「綾歌」館長ブログ

「ほめことば」の達人

『ほめことばの事典』榛谷泰明編 白水社 小説を読み味わうポイントはさまざまですが、個人的には、ストーリー以上に、文体やレトリックに関心があります。そのため、比喩事典やオノマトペの辞典などを眺めることも楽しみの1つです。榛谷(はんがい)泰明編...
「綾歌」館長ブログ

田辺聖子の戦時下日記

文藝春秋 2021年7月号 「おせいさん」こと田辺聖子と、三浦綾子との接点は?1つ目は、「1964年」が記念の年ということ。そう、三浦綾子が「氷点」で朝日新聞一千万円懸賞小説に入選した年です。この年の1月、田辺聖子は、「感傷旅行(センチメン...
「綾歌」館長ブログ

旭川出身の白石和彌監督の新作『孤狼の血  LEVEL2』

『盤上の向日葵』柚月裕子(中公文庫) 7月28日に、旭川出身の映画監督・白石和彌さんと、作家の柚月裕子さんをお迎えした特別講義が勤務校で行われました。「日本映画論」という科目の最終日で、十分に感染対策を行ったうえで、私も参加させてもらいまし...
「綾歌」館長ブログ

三浦綾子の「凄い語彙力」

『文豪の凄い語彙力』(新潮文庫、2021年) 文庫本の新刊コーナーをのぞくと、山口謠司さんの『文豪の凄い語彙力』(新潮文庫、2021年) が目にとまりました。2018年刊行の話題の書が、この度文庫化されたのです。4章立てで、63の言葉が紹介...
事務局ブログ

『泥流地帯』『続泥流地帯』映画化記念企画展「大きなニレの樹の下で」

『泥流地帯』『続泥流地帯』映画化記念企画展「大きなニレの樹の下で」 はじめに 開拓当時、国が発行した手引書には、楡の木を目指すようにと記してありました。大きなニレの木がある場所は、長らく災害のない、安定した土地だったからです。明治30年4月...
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新聞小説ってなんですか?

「三浦綾子の『氷点』や『泥流地帯』は、いわゆる新聞小説でした」と授業で話したところ、学生から素朴な質問がありました――「新聞小説ってなんですか?」。はっとして聞き返したところ、「新聞小説」なるものを、時事問題やニュースを盛り込んだ小説かと思...
事務局ブログ

「ふるさと旭川 食べて 応援セット」のお申し込み受付を開始しました

昨年度と同様、今年度も厳しい出発となりました。旭川のみならず、日本全国、世界全体が大変な状況の中、ご助力を仰ぐのは大変心苦しいのですが、当文学館の運営を維持するため、ぜひともご支援を賜りますようお願い申し上げます。 「ふるさと旭川食べて応援...
事務局ブログ

【オーディオライブラリー更新のお知らせ】朗読-三浦綾子『果て遠き丘』113「断線」(7)(最終回)を更新しました。

小説『果て遠き丘』三浦綾子 1978年・集英社文庫No.113 断線(7)(最終回) 朗読:七瀬真結
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【オーディオライブラリー更新のお知らせ】朗読-三浦綾子『果て遠き丘』112「断線」(6)を更新しました。

小説『果て遠き丘』三浦綾子 1978年・集英社文庫No.112 断線(6) 朗読:七瀬真結
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【テレビ放送及び新聞掲載のお知らせ】2021年5月7日(金)「おはよう北海道」にて「三浦綾子記念文学館と外国樹種見本林の魅力」が放送されました。

北海道限定でしたが、先日NHK総合テレビ「おはよう北海道」にて「三浦綾子記念文学館と外国樹種見本林の魅力」が放映されました。 放送後、いろんな方から「見たよ!」とお声掛けをいただき、職員一同大変うれしく感じました。   あわせて、以下の通り...
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