この7月9日(日)に、「第二回文学フリマ札幌」が開催されます(11:00~16:00@さっぽろテレビ塔2階 入場無料)。
「文学フリマ」は、文学作品の展示即売会で、プロの作家でも、アマチュアでも、誰もが〈文学〉の担い手となって、雑誌などを販売できます。
北海道では、昨年2016年に初めて札幌で開催され、関東や関西など遠くからも参加者が集い、文字通り“熱い”一日を過ごすことができました。
私も、勤め先の大学の夜間部のゼミ生が作った文芸誌「道憬(どうけい)」で、出店してみました。ゼミでは毎年1冊、文芸誌を刊行していますが、小説や詩、短歌の創作だけではなく、表紙のデザインなども得意な学生たちが、工夫を凝らし、いきいきと積極的に参加していました。
おかげさまで、ゼミ誌も「完売」! あらためて、御礼申し上げます。
今年の第二回目は、「道憬」に加えて「A207」という2冊のゼミ文芸誌で出店しますが、北海道のいくつかの大学の文芸サークルも、熱心な活動を続けていて、学生同士で交流できたことが何よりの収穫でした。
「若い世代の文学離れ」と言われますが、意外に、そうではないのかもしれません。
電子書籍や、ケータイ小説もありますが、若い人々も、「紙の本」へのあこがれを強く持っているのですね。
さて、今年は、「三浦綾子記念文学館」も、初めて文学フリマに出店します。
「氷点村文庫」の2冊(『おだまき』『ストローブ松』ともに2016年)と、『三浦綾子さんにちょっと親しむ小冊子』(難波真実著、2016年)などを並べる予定です。
入口に近い「いー1」というブースで、職員や、ボランティアさん、そして私も近くにおりますので、どうぞお気軽にお立ち寄りください。
田中 綾