田中綾館長によるブログ

「綾歌」館長ブログ

歌われた〈三浦綾子記念文学館〉

新型コロナウイルス感染拡大の影響により、昨年末から臨時休館しておりましたが、おかげさまで、4月1日から無事に展示等を再開しております。休館中は、収蔵資料の確認などもして、あらためて〈文学館〉という場について考える時間をいただきました。さて、...
「綾歌」館長ブログ

テレビドラマ『羽音』

短篇小説『羽音』 短編集『病めるときも』に収録されている、『羽音』という小説を覚えていらっしゃるでしょうか。1969年に『小説女性』に掲載された、家庭と愛をめぐる短編です。(三浦綾子記念文学館公式サイト『羽音』はじめの一歩 ) 『羽音』は、...
「綾歌」館長ブログ

続・子どもたちがあったかーく眠れる国を願って

先月の内容の続きを少々。各大学などで行われている、食糧支援の話題です。 第二学期の授業が終わった大学では、試験やレポートに追われた学生たちもひと息ついているころです。とはいえ、新型コロナウイルス感染拡大の余波で、アルバイト先がない、また、実...
「綾歌」館長ブログ

頌春 子どもたちがあったかーく眠れる国を願って

新年のご挨拶を申し上げます。 昨年は世界的に揺れ動いた一年でしたが、そのような中でも、文学館への変わらぬご支援、あたたかなお心遣いとお力添えに、深く感謝申し上げます。 さて、昨年来、“新しい生活様式”という言葉も定着したようですが、「生活」...
「綾歌」館長ブログ

河﨑秋子さんの4作目『鳩護』刊行

10月のこのブログでご紹介した河﨑秋子さん(三浦綾子文学賞受賞作家)、長編4作目となる『鳩護(はともり)』(徳間書店)が刊行され、さらに話題を集めています。 これまで〈河﨑ワールド〉に登場した動物たちは、馬、オオカミ、犬、クマなどでしたが、...
「綾歌」館長ブログ

文化の秋、講演の秋

文化の秋、講演の秋 秋は、講演や「出前講義」のシーズンです。今年は新型コロナウイルスの心配もあり、残念ながらキャンセルもいくつかありました。そんな中、先月は貴重な場をセッティングしていただけて、嬉しさのあまり、映像にも残してもらいました(ご...
「綾歌」館長ブログ

河﨑秋子さん(三浦綾子文学賞受賞作家)の最新作、山田風太郎賞の候補に

作家・河﨑秋子さんの三浦綾子文学賞受賞作、『颶風(ぐふう)の王』(2015年)は、もうお読みになられたでしょうか。 3章からなり、明治から平成まで、6世代の人々が、「馬」とともに〈生きる〉力強い物語です。JRA賞馬事文化賞も受賞し、一気に注...
「綾歌」館長ブログ

三浦綾子の小説を、AIが解析!?

人工知能(AI)が、俳句を自動的に作る! AI俳句「一茶くん」プロジェクトはご存じでしょうか。 俳句や短歌、さらにはSF短編などをAIが自動で「出力」する試みは、実は、ずいぶん前から取り組まれています。しかも、小説をテキストデータとみなして...
「綾歌」館長ブログ

『泥流地帯』映画化、こんなキャスティングはいかがでしょう?

上富良野町さんの『泥流地帯』映画化プロジェクト 公式ツイッター も更新が多く、今後もますます楽しみですね。 さて、勤務先の大学での、三浦綾子の作品を読む全15回授業も無事に終わりました。今、期末レポートの採点中なのですが、今年のメインは『泥...
「綾歌」館長ブログ

菱谷良一氏ご講演「『生活図画事件』を語る」

菱谷良一氏ご講演「『生活図画事件』を語る」 6月27日、文学館にて、菱谷良一さんのお話をうかがいました。 1941(昭和16)年9月20日、北海道旭川師範学校(現・北海道教育大学旭川校)の美術部員だった菱谷さんのもとに、特高警察が訪れました...
「綾歌」館長ブログ

『ひつじが丘』に花を見て佇つ

水無月となりました。みなさま、いかがお過ごしでいらっしゃいますか。 三浦綾子記念文学館は、あたたかなご声援に支えられ、6月6日から開館営業を再開いたします。みなさまに安心してご観覧いただけるよう、いっそう入念に準備もいたしております。野外喫...
「綾歌」館長ブログ

企画展YouTube「『銃口』『青い棘』作中人物のことば」

北海道は、桜や、花々の彩りの美しい時季です。落ち着かない日々ではありますが、春はきちんと巡ってきて、生命を育んでくれているのですね。 さて、勤務先の大学で、三浦綾子の作品を読む全15回の授業を開講しました。受講生は、3,4年生の約100人で...
タイトルとURLをコピーしました