北海学園大学

「綾歌」館長ブログ

「三方六」と三浦綾子

柳月 バウムクーヘンベンチに座って柳月 音更工場の2階展示北海道・十勝の製菓メーカー「柳月(りゅうげつ)」をご存じでしょうか。NHK連続テレビ小説『なつぞら』の放映時に、登場する菓子店のモデルではないか……と話題になり、「酪農みるくバターケ...
「綾歌」館長ブログ

2冊の三浦綾子論集

三浦綾子生誕100年というメモリアルイヤーに、小田島本有氏による『三浦綾子論 その現代的意義』(柏艪舎) と、竹林一志氏による『三浦綾子文学の本質と諸相』(新典社) がほぼ時を同じくして刊行され、刺激を受けながら拝読しました。小田島氏は、三...
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『泥流地帯』映画化 キャスティング予想2022

7月23日(土)にBS朝日で放映された、三浦綾子生誕100年記念番組「いのちの言葉つむいで」(北海道テレビ=HTBでは、8月7日(日)10時30分~11時25分にも放映)、ご覧いただけたでしょうか。 (BS朝日の番組案内より) 女優でエッセ...
事務局ブログ

【機関誌掲載のお知らせ】北海学園大学人文学部・丸島歩先生のゼミ機関紙「紐帯」第2号にて、三浦綾子『泥流地帯』をご紹介をいただきました。

件名について以下の通りお知らせをいたします。2022年7月1日に公開された田中綾館長ブログ「綾歌」にも記載がありましたが、北海学園大学人文学部の丸島歩先生の取り組みをご紹介いたします。〈やさしい日本語〉で みうらあやこ(三浦綾子)を しる|...
「綾歌」館長ブログ

〈やさしい日本語〉で、三浦綾子を紹介――丸島歩ゼミ&ゼミ生の熱心な活動

文の構造が簡単で、日本語学習者にもわかりやすい〈やさしい日本語〉。そんな〈やさしい日本語〉を使って、北海道ゆかりの作家や小説などを紹介する活動に取り組んでいるのが、北海学園大学人文学部の丸島歩先生のゼミです。ゼミ機関誌『紐帯』の第1号(20...
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ウクライナ情勢と、『石ころのうた』

三浦綾子 自伝小説『石ころのうた』ロシアによるウクライナ侵攻から2カ月以上が経ちましたが、避難する人々には、今なお平安は訪れていません。三浦綾子記念文学館は、いち早く平和を願う声明を出し、三浦綾子のエッセイ「剣によって滅ぶ」を英訳して世界の...
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「あたたかき日光(ひかげ)」連載余話・その1 ―光世さんはMayumiちゃん?

北海道新聞 2022年3月6日朝刊 連載開始を知らせる記事ロシアによるウクライナ侵攻のニュースが続く中、小説「あたたかき日光(ひかげ)――光世日記より」の連載が、3月26日にスタートしました。北海道新聞創刊80周年と、三浦綾子生誕100年を...
「綾歌」館長ブログ

春日狂想~村上春樹とチェホフから、中原中也へ

映画公式サイト よりアカデミー賞4部門にノミネートされ、話題を集めている映画『ドライブ・マイ・カー』(濱口竜介監督)。もうご覧になったでしょうか。村上春樹の短編を原作とした映画で、思い返せば、村上春樹作品に出合ったのは学生時代、『ノルウェイ...
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頌春 「音読」という読書体験への期待

新年のご挨拶を申し上げます。一昨年に続き、昨年も世界的に揺れ動いた一年でしたが、「おうち時間」という新たな言葉が定着した年でもあったでしょうか。「おうち時間」「読書」「増えた」などで検索したところ、「公益社団法人 全国学校図書館協議会(SL...
「綾歌」館長ブログ

本坊元児さん『プロレタリア芸人』と、マハトマ・ガンジー

多くの方々に支えられ、拙著『書棚から歌を 2015-2020』が、「しまふくろう新書」(北海学園大学出版会)から刊行されました。文学館WEBショップでも扱っております。短歌が引用されている本だけを紹介するという、“しばり”のあるブックガイド...
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今年も、講演の秋

明治学院大学 キリスト教研究所サイト(アジアキリスト教歴史文化講義シリーズ)今年の秋も、講演や「出前講義」のお声を掛けていただきました。入念な感染対策なども講じてくださり、ご関係各位にあらためて感謝申し上げます。10月26日は、明治学院大学...
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「ほめことば」の達人

『ほめことばの事典』榛谷泰明編 白水社小説を読み味わうポイントはさまざまですが、個人的には、ストーリー以上に、文体やレトリックに関心があります。そのため、比喩事典やオノマトペの辞典などを眺めることも楽しみの1つです。榛谷(はんがい)泰明編『...