想い出ノート 第87号(2006年8月号)より

2006.7.4

初めて旭川の地を訪れました。
結婚して二年が過ぎての新婚旅行でこの記念館へ来るのが夢でした。
主人は、昨年、仕事で一人ここを訪れ、感動し一人涙があふれたそうです。
帰途の飛行機でも本を読み、是非、私もここへ連れて来たいと思った
そうです。私も高校生の頃に初めて「病める時も」を読み、三浦綾子さん
という作家のすばらしい人間性に憧れていました。
青春時代を闘病生活で過ごされたこと、その後、7年間教師をされていたこと
など私自身と重なるような親近感を覚えました。
私も主人とめぐり会い今は二人で幸せに生活していますが、光世さん、綾子さん
のような愛にあふれた夫婦であり続けたいとあらためて思っています。
またいつか二人で再び訪れてみたいです。
昨日の光世さんの講演会も本当に本で感じたイメージ通りの誠実で
あたたかい方でした。どうぞお身体を大切になさってくださいね。
ありがとうございました。
鳥取

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2006.7.10

忘れていたもの、知らなかったもの、失いかけていた
ものに気づかされた旅となった。
札幌への想い出探り、里参りの旅を終え美瑛への
途中立ち寄ったのだが、ここをこの旅の終着とするような
気持ちにさせられている。
しかし、やはり1時間後には列車に乗ってしまう。
千葉に戻ってからあらためて三浦綾子の世界に入りなおそう
俊一

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2006.7.5

夏休みを使っての三度目の来館となりました。
毎回来るたびに新鮮な感動・感覚を
味わいます。
特に今回は「海嶺」の企画展開催中という
こともあり、ひとつの作品を改めて思いおこし、
その作品に込められた三浦さんの想いを感じる
ことができました。取材旅行中、北海道から名古屋へ
向かう船中で音吉たちの故郷の前を通過した
際に涙を流されたというエピソード、自分はそこまで
昔の人の想いに感情移入できるかな?と思いました。
でも、最近他人に無関心になりつつある自分が
いることに気づかされました。三浦さんがいうところの
“愛”が足りないんだなぁとつくづく思いました。
仕事だけの人生ではありませんが仕事が自分の人生の
時間の大部分を占めるわけですから、心をこめた
仕事、そして人生を進んでいきたいと強く思った
一日となりました。また来ます。
東京都大田区

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2006.7.12

嫁入り道具のひとつに三浦綾子さんの小説を持って夫と結婚して2年。
今日はようやく夫を連れて訪れることが出来ました。
これまで何度も綾子さんの本を読み返して来ましたが、これからも
道につまずいたら読み返していきたいと思っています。
またここに来れて本当に嬉しいです。
東京都

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2006.7.10

福島県宗像市から夫婦で来ました堀田です。
小説「氷点」の舞台に記念館が建っていることに
感動を覚えました。
人間の原罪に挑戦した氏の文学がすべて顕された
ような記念館で、以前入場した長崎外海にある
遠藤周作記念館と同様な趣がある館内だと
思いました。
一方は海、もう一方は森に向い建っていますが人間を
育んだ自然の中にお二人は帰られたのだと思います。


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2006.7.18

神戸から来ました。三浦さんの小説が大好きで北海道を
訪れるたびに、思い出しています。「天北原野」の中のサロベツ
原野から見る利尻に感動したり・・・・・・。
人間を深く見つめる目があまりにやさしく思いやりに
みちていて、自分自身を恥じています。
この場所が「氷点」の舞台となった外国樹種見本林
にまたおどろきました。静かな一時を過ごしました。
ありがとうございました。


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2006.7.27

「言葉の花束」をいつも読み返しています。
ここで一日過ごしたかったのですが、旅の途中なので
そうもいきません。ちょっとだけでも寄ってみてよかった。
東京都

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