『塩狩峠』50年 「三浦文学でまちおこし」(5)

2階 企画展示室

2階 企画展示室

『塩狩峠』資料(創作ノート)

『塩狩峠』資料(創作ノート)

『塩狩峠』資料(原稿)

『塩狩峠』資料(原稿)

 『塩狩峠』50年記念の一番大きな事業。それは7月1日(金)から10月28日(金)までの期間で開催される「特別展『塩狩峠』」です。これサプライズなんです。和寒町の図書館と旭川市の三浦綾子記念文学館で″同時開催″という。一度に同じものを2つ製作展示する、三浦綾子記念文学館初の試みだからです。
 三浦文学館が毎年3替わりで企画展・特別展を開催しています。1展の製作期間は約4か月間。けっこうかかるのです。それだけ、いろんな知恵や工夫が詰まっているのですが。
 『塩狩峠』の展示は、すでに昨年12月に着手!スタッフは。三浦文学特別研究員の森下辰衛さんを始め担当の学芸チーム2人、館全体の企画担当者、運営する財団の担当者など5人。「総力を挙げて」です。
 特別展の魅力や楽しみは、小説を読んだ人には新たな発見や価値を見いだしてくれること。初めて展示を見る人には、きっと、「本を読んでみたい」と思わせることかも知れません。
半世紀もの間読み継がれてきた小説『塩狩峠』。合計370万部ですから、単純に割り算しても1年で7万4千部。もちろん平均にはなりませんけどね。でも、いまでも日本の中ではもちろんですが、韓国、中国、台湾などの国で本が増刷り、との知らせも。もうビックリ!!
 さて、そんなことより今回一番製作で苦労したこと。何だと思いますか。この際こっそり。それは、……。タイトル…でした。
人間でイケメンでずいぶんトクしている人もいますが、展示もタイトルは「顔」なんです。さて、ウンチクはこれくらいにして、ここでそのタイトルを発表。といきたいのですが、それは次回のニュースのお楽しみに。<すみません>

(文責:松本道男)
 

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